主婦は車が欲しいが、税金、車検、保険など維持費を懸念
オリコオートリース調べ

2011年3月3日発表



 オリコオートリースは3月3日、車を所有していない既婚女性500名の、車への意識調査結果を発表した。

 インターネット調査によるもので、調査期間は2月9日~10日。対象は20~49歳の、車を所有していない既婚女性。

 これによると、49%が車を欲しいと思い、車があれば「大きなもの・重いものの買い物」(77%)、「遠くに行く買い物」(68%)、「旅行」(57%)、「スーパーなどでの毎日の買い物」(25%)が便利になると考えている。

 さらに車があれば「行動範囲が広がる」(79%)、「外出の機会が増える」(44%)、「アクティブになれる」(36%)、「時間が短縮できる」(34%)、「大人数で出掛けられる」(19%)といったポジティブな生活の変化が期待できると考えている。

主婦は車が欲しいし、車のある生活にポジティブなイメージを持っている(出典:オリコオートリース)

 しかし、それでも車を持っていないのは、「税金、車検、保険などの維持費がかかるから」(63%)、「車の必要性を感じないから」(42%)、「まとまった出費がかかるから」(40%)であって、費用、金銭面での負担が大きな障壁になっていることが分かる。

 また、「車を持つうえで面倒になること、懸念されること」という質問にも、「税金、車検、保険などの維持費」という回答が大きな割合を占めており、維持費の問題の大きさが見て取れる。

車を持つうえで最も大きなネックになるのは費用(出典:オリコオートリース)

 同社は車両代金、登録諸費用、税金、保険料等、車検やオイル交換をはじめとしたメンテナンスサービス、ロードサービスをパッケージにし、毎月の支払い費用は一定のオートリース「ユーカリプラン」を、同社代理店のネットワーク「コアラクラブ」で用意している。

 これなら車の購入や維持のために、まとまった出費を避けることができるが、調査対象の68%はオートリースという言葉を知らない。オートリースはリース会社がユーザーの希望する車両を購入し、一定期間、月々一定料金でそのユーザーに賃借するシステムだが、「名前はよく聞くが、よくわからない制度」「必要なときに車をレンタルする」「みんなでシェアする」といったように、レンタカーやカーシェアリングと混同するなど、正しい認識を得ていない実態も明らかになっている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 3月 3日