警察庁、ゴールデンウィーク期間の交通事故発生状況
交通事故による死者数は過去10年間でもっとも減少

2011年5月10日発表



 警察庁は5月10日、ゴールデンウィーク期間(4月29日~5月8日)の交通事故発生状況を発表した。

 発表によると、同期間の交通事故による死者数は112人で、同年同期と比べ39人(25.8%)減少した。この数値は、過去10年間の中でもっとも少なかった2009年(125名)を下回る結果となる。

 年齢層別で見ると、65歳以上の高齢者がもっとも多く50人だったが、前年比では27人減少している。次いで40歳代が14人(前年比5人減)、60~64歳が14人(同9人増)だった。

 また、高速道路での交通死亡事故の発生状況については、高速自動車国道、自動車専用道路でいずれも3件(死者数各3名)発生した。

高速自動車国道、自動車専用道路での交通死亡事故の内容

日付発生場所事故形態死者数
4月29日3時8分ごろ伊勢自動車道(下り)走行車線進行中の普通乗用が中型貨物に追突後、追越車線上に停止。直後、追越進行中の後続普通乗用等と衝突。普通乗用の運転者が死亡。1
5月1日16時10分ごろ高松東道路(下り)何らかの原因で自車を左ガードレールに衝突させた普通乗用が、簡易中央分離帯を突破して、対向普通乗用と衝突。対向普通乗用の運転者が死亡。1
5月4日0時50分ごろ安来道路(下り)車線変更を開始した普通乗用が大型貨物と接触した後、簡易中央分離帯を越えて対向大型貨物とも衝突。普通乗用の運転者が死亡。1
5月5日15時30分ごろ中央自動車道(下り)渋滞をすり抜けるように進行中の大型二輪が、走行車線進行中の二輪車と接触転倒。路面を滑走して前方大型貨物と普通乗用に衝突。大型二輪の運転者が死亡。1
5月5日17時ごろ西瀬戸自動車道(上り)走行車線進行中の普通乗用が大型貨物に追突。普通乗用の後部席同乗者が死亡。1
5月8日11時43分ごろ関越自動車道(下り)走行車線進行中の側車付大型二輪が、何らかの原因で中央分離帯に衝突転倒。同二輪の運転者が死亡。1

(編集部:小林 隆)
2011年 5月 11日