パナソニックは、PND（ポータブル・ナビゲーション・デバイス）「ゴリラ」シリーズ9製品を6月10日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。

　三洋電機のPNDが、買収にともないパナソニックブランドから発売されるもの。幅広い価格帯をラインアップし、全機種に地デジチューナーを搭載した。フルセグモデルは映像と音声の出力端子を備えており、後席用モニターなどを接続できる。

　CN-SL305L/CN-GL300Dを除く全機種に、Gジャイロを塔載。GPSの受信状況がよくないところでも、自車位置を高精度に表示できる。また一部機種は前回のデータを利用して測位までの時間を短縮する「クイックGPS」を搭載する。

　さらに、これまで道路データがなかった細い道路に沿った目的地では、その付近で案内が終了していたが、細街路の道路データの拡充により、目的地付近までルート案内するようになった。GL410Dは加えて細街路音声案内も行う。

　GL410Dは徒歩ナビ機能を備え、2014年7月31日まで地図の更新が無料となり、年6回のアップデートが行われる。

CN-SP605FVL	CN-GP600FVD	CN-GL300D/CN-SL305L
CN-GL410D	CN-SP705L	CN-SP505VL

　16GB SSD搭載モデルは、1303エリアの市街詳細地図を搭載する。

　GL410D/SL305L/GL300DにはGアプリ機能を搭載。パソコンでダウンロードした「計算機」「スライドパズル」などのGアプリを、SDメモリーカード経由でインストールすることができる。

　SP505VL/GL410D/SL305L/GL300Dにはバッテリーを搭載し、単体でも利用できる。

　SL305L/GL300D以外の機種は、最大2500件の地点データを登録でき、SDカード経由でほかのゴリラで活用することができる。SL305L/GL300Dは500件までで、データのバックアップはできない。

　このほか、機種によってMP4やH.264の再生機能や、内蔵メモリーに音楽などを保存できる「Myストッカー」機能を備える。