パイオニア、ヘッドアップディスプレイなどEV向けカーエレクトロニクス 「N+」に展示。シムドライブのEV開発プロジェクト1号車に搭載 |
パイオニアは5月18日、電気自動車(EV)の未来像を具現化したEV向けカーエレクトロニクスシステムの試作品を開発し、シムドライブの先行開発車事業第1号「SIM-LEI」(シム・レイ)に搭載したと発表した。
このシステムは、スマートフォンをナビゲーションシステムの中心として位置づけ、コントローラーとして使用。EV向けのナビアプリ、車内の有機EL照明のコントロールアプリなどが用意される。
スマートフォンから提供されるナビゲーション情報は、同社が開発中のヘッドアップディスプレイを使ってフロントガラスへと投影。車載機器の通信プロトコルであるCANバス情報を取り込み、正確な航続可能距離やバッテリー残量などの警告も行う。
システム搭載車は、5月18日~20日まで東京ビッグサイトで開催中の「N+(エヌプラス)~新たな価値をプラスする材料と技術の複合展~」に展示される。このSIM-LEIに関する発表会の模様は追って掲載する。
(編集部:谷川 潔)
2011年 5月 18日