伊藤忠エネクス、バッテリー着脱式電動スクーター「イーランナー」 |
伊藤忠エネクスは5月10日に、電動バイク「イーランナー」(e-runner)を発売した。
モデル | 出力 | バッテリー容量 | 価格 |
ER50-A10 | 0.59kW | 10Ah | 19万8000円 |
ER50-A15 | 15Ah | 21万8000円 | |
ER50-B15 | 23万8000円 | ||
ER70-B15 | 0.74kW | 24万8000円 |
車体重量50kg未満のスクータータイプの電動バイクで、出力0.59kWで原付1種の「ER50」と、出力0.74kWで原付2種の「ER70」が用意される。
最大の特徴は、バッテリーを取り外して充電できること。これにより、駐輪場に充電設備のない住宅などでも、室内のAC100V電源でバッテリーを充電することができる。なお充電には別売りの専用充電器(1万8000円)が必要。
バッテリーは容量10Ah(重量5.6kg)と容量15Ah(重量7.5kg)の2種類があり、モデル名の下2桁がそれぞれ「10」「15」で表される。航続距離はそれぞれ36kmと53km、充電に要する時間は2時間と3時間となっている。
黒い車体がER50-A15、緑がER50-B15。前ブレーキと後ショック、タイヤが異なる。操作は普通のスクーターと同じ、右グリップがアクセル、右レバーが前ブレーキ、左レバーが後ブレーキ | ||
バッテリーはシートの下 | バッテリーを搭載したままでも充電できる | |
もう1つ蓋を開けるとバッテリーを取り出せる |
また、前後ドラムブレーキ/後シングルショック/チューブタイヤのモデルと、前ディスクブレーキ/後ドラムブレーキ/後ツインショック/チューブレスタイヤのモデルが用意され、それぞれモデル名に「A」「B」が付加される。
モーターは後ホイールのハブに塔載。後ホイールはスイングアームでフレームと接続する。前後に14インチホイールを採用する。
最高出力を発揮するパワーモードと、出力を抑えた標準モードを切り替え可能。また起動時に暗証番号を入力する盗難防止機能や、速度制限などが可能となっている。
車体は12カ月または1万km、バッテリーは18カ月または1万kmの保証がつく。同社の全国約20カ所のガソリンスタンドで販売し、同乗者としてスタンドに来る女性客をターゲットとする。販路を広げる計画もあるが、整備機能を持つ販売店が必要と言う。
モーターは後ホイールハブに | ヘルメットホルダー。このほかシート下に多目的フックがある |
ER50-BとER70-Bは後ツインショック、前ディスクブレーキ | ER50-Aは後シングルショック、前ドラムブレーキ |
デジタルメーター。キーを回して起動直後は寝た顔。口がバッテリー残量を表す | ○ボタンを押すと目が開き、走行可能になる | 暗証番号を入力しないと走行できないように設定できる |
走行可能状態のパワーモード | 標準モード |
型式 | ER50-A10 | ER50-A15 | ER50-B15 | ER70-B15 |
モーター | 48V DC ブラシレスモーター | |||
出力[kW/rpm] | 0.59/550 | 0.74/550 | ||
トルク[Nm] | 20 | |||
全長×全幅×全高[mm] | 1550×650×1000 | 1557×655×1046 | ||
ホイールベース[mm] | 1050 | 1056 | ||
最低地上高[mm] | 115 | 150 | ||
車両重量[kg] | 45 | 47.8 | ||
タイヤ | 2.25-14 27B | 2.25-14 24B/チューブレス | ||
前サスペンション | テレスコピックフォーク | |||
後サスペンション | スイングアーム シングルショック | スイングアーム ダブルショック | ||
前/後ブレーキ | ドラム/ドラム | ディスク/ドラム | ||
バッテリー | リチウムイオン | |||
バッテリー容量[Ah] | 10 | 15 | ||
航続距離[km] | 36 | 53 | ||
充電時間 | 2 | 3 |
(編集部:田中真一郎)
2011年 5月 20日