ミシュラン、パンクを自己修復するタイヤ
ドイツで開催の「第11回ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム」で公開

パンクを自己修復するタイヤ

2011年5月26日発表



 日本ミシュランタイヤは5月26日、パンクを自己修復するタイヤを5月18日~22日にかけてドイツで開催した「第11回ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム」において公開したことを発表した。

 ミシュラン・チャレンジ・ビバンダムは、道路輸送に関わる世界の人々が一堂に会し、政財界の関係者やオピニオンリーダーに対して、持続可能なロードモビリティに関する最新技術の進捗状況や客観的な情報を提供する国際的なイベント。第11回となる今年は、ベルリンの旧テンペルホーフ空港での開催となった。

第11回ミシュラン・チャレンジ・ビバンダムが開催された旧テンペルホーフ空港。ベルリン市内にあるパンクを自己修復するタイヤの展示

 ミシュランが公開したパンクを自己修復するタイヤは、タイヤ内部にトレッドに出来た穴をすぐにふさぐ新開発のゴムが貼ってある。この新開発のゴムにより、運転中にクギを踏んでしまっても、空気圧は低下しないとする。

 このゴムは、車両を長期間にわたって駐車した場合などでも、タイヤ内面底部にゴムが溜まる、いわゆる“偏り”が起きない安定した材質のものだと言い、走行時の振動の発生もないとしている。

 この新タイヤに関連して、15の特許が申請・登録された。

(編集部:谷川 潔)
2011年 5月 26日