JAF、福島原発警戒区域からの車持ち出しをサポート 10分以内に完了可能な作業に限定 |
事前に車持ち出しの予行演習を実施した |
2011年5月27日発表
日本自動車連盟(JAF)は5月27日、東京電力福島第一原発事故に伴い警戒区域(半径20km圏内)から車を持ち出す際のサポートを行うと発表した。車の持ち出しは6月1日、2日に予定している。
政府からの要請に応えたもので、避難住民が警戒区域に残したままにしている車を持ち出す際の車両トラブルに対応する。両日にわたって特別支援隊20名が参加する。
一時帰宅者が乗車するバス1台(最大20名)に対し、JAFのサービスカー1台(2名体制)が同行。警戒区域内には滞在時間に制限があることから、10分以内に作業を完了できる「バッテリー上がり」「燃料の補給」「タイヤのエア充填」に限定して対応する。
作業時は、警戒区域内に立ち入るために必要な防護スーツ、マスク、手袋、靴カバー、線量計、トランシーバーなどを装着して実施する。
(編集部:小林 隆)
2011年 5月 27日