J.D.パワー、インドの小型車市場は2020年までに世界3位に 「India Automotive 2020: The Next Giant from Asia」より |
2011年6月14日
2010年と2020年の小型車販売台数(出展:J.D.パワー・アンド・アソシエイツ) |
米J.D.パワー・アンド・アソシエイツは、同社が発表した“India Automotive 2020: The Next Giant from Asia,”によると、2010年にはインドの自動車市場がフランス、英国、イタリアをしのいで世界第6位に、2020年までには世界三大自動車市場の1つとなることを予想している。
インドは2000年の小型車(乗用車と小型の商用車)の販売台数が70万台だったが、2010 年には270万台以上の小型車を販売。約12億の人口を有するインドは、経済活動の活発化と過去20年間で発展してきた顧客主導型の文化を背景に、2020年までに小型車の販売台数が1100万台に達すると予測する。これにより、中国(2020年の小型車販売台数予測が3500万台)と米国(同1740万台)に続き、インドが世界第3位の小型車市場になることが見込まれる。
そのほか同報告書では、インドが世界のスモールカーの生産拠点になること、インドにおける未解決の課題(継続的な国際貿易赤字、慢性的な財政赤字、未熟な発電設備・物流インフラ)などについて触れられている。
(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 14日