トヨタ自動車は6月22日、「第39回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」（6月23日～26日開催）において、「GAZOO Racing tuned by MN」（略称：GRMN＝ジーアールエムエヌ）のコンセプトカー「GRMN SPORTS HYBRID Concept II」を展示する。

東京オートサロン2010で発表された、オープンミッドシップ・ハイブリッド第1弾のGRMN SPORTS HYBRID Concept。MR-Sをベースにしたデザイン

　このコンセプトカーは、2010年1月の「東京オートサロン2010」で発表したオープンミッドシップ・ハイブリッドの「GRMN SPORTS HYBRID Concept」の第2弾にあたる。GRMN SPORTS HYBRID Concept IIでは、スタイリングを一新し、ハイブリッドシステムを改良した。ミッドシップレイアウトによる車両の回頭性のよさと、フロントをモーター駆動することによる安定性を兼ね備えた、4WDスポーツハイブリッドシステムを搭載している。

　また、オープンボディーを採用しているが、EV走行時には静粛さを感じられるとしており、クルマの楽しさを1台の車両に凝縮していると言う。

　トヨタは、従来からハイブリッド技術のレース車両、スポーツカーへの応用を積極的に研究。今回の車両も、その一環と位置付けている。

　このGRMN SPORTS HYBRID Concept IIの仕様は下記のとおり。

車名：GRMN SPORTS HYBRID Concept II
エンジン型式：2GR-FXE
総排気量：3.456L
最高出力：183kW（249PS）
システム出力：220kW（299PS）
ボディーサイズ：4350×1890×1200mm（全長×全幅×全高）
ホイールベース：2575mm
車重：目標1500kg以下
車両レイアウト：ミッドシップレイアウト＋フロントモーター
タイヤサイズ：225/40 R19（フロント）、255/35 R19（リア）

　なお、トヨタはニュルブルクリンク24時間耐久レースに、GAZOO Racingからレクサス LFA 2台を参戦させる。