フリースケール、駐車支援システム構築向けマイコン「MPC5604E」
イーサネット接続と映像圧縮機能を備えた32bitマイコン

2011年6月21日発表



 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは6月21日、Power ArchitectureテクノロジーをベースとしたQorivva(コリーヴァ)32bitマイクロコントローラー「MPC5604E」を発表した。

 MPC5604Eは、車両の周囲360度を表示するための高解像度の圧縮映像データをFast Ethernetを介して送信するでき、これまで4本~5本必要とされてきたLVDS(Low-Voltage Differential Signaling)の映像伝送ケーブルをイーサネットケーブルに置き換えることができる。これにより、システムの低価格化を実現でき、駐車操作の簡易化・安全化を促進するものとしている。

 パッケージは100ピンLQFP1、64ピンLQFPの2種。3.3Vで動作する。

MPC5604Eのブロックダイヤグラム

(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 22日