トヨタ、欧州専用車「アベンシス」を日本導入
英国工場で7~10月の限定生産

7~10月の限定生産となる新型「アベンシス」

2011年9月19日発売
250万円



 トヨタ自動車は、欧州で生産・販売しているステーションワゴン「アベンシス」を日本に導入し、9月19日から発売する。導入されるのはXiの1グレードのみで、価格は250万円。生産は英国で行われ、7~10月の期間限定で生産される。

彫りの深いフロントマスクや躍動的なプロポーションを特徴とするアベンシス。ボディーカラーはブラックマイカ、シルバーメタリック、スーパーホワイトIIの3色を設定
アベンシス主要諸元
全長×全幅×全高[mm]4765×1810×1480
ホイールベース[mm]2700
前/後トレッド[mm]1560/1550
重量[kg]1470
エンジン直列4気筒DOHC 2リッター
最高出力[kW(PS)/rpm]112(152)/6200
最大トルク[Nm(kgm)/rpm]196(20.0)/4000
トランスミッションSuper CVT-i
10・15モード燃費[km/L]14.6
JC08モード燃費[km/L]13.6
燃料無鉛プレミアムガソリン
駆動方式2WD(FF)
ステアリング
前/後サスペンションマクファーソン/ダブルウィッシュボーン
前/後ブレーキベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ205/60 R16
定員[名]5

 アベンシスは、トヨタブランドの欧州車として1997年に欧州市場へ投入された。今回日本へ導入されるモデルは欧州では3代目にあたり、「走る」「曲がる」「止まる」という基本性能をブラッシュアップするべく、アウトバーンをはじめワインディングロード、石畳路などさまざまな路面で走行テストを実施したと言う。

 フロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用するほか、フロント、リアともにスタビライザーを装着。さらにフロント&リアのブレーキシステムは高摩擦のブレーキパッドを採用する。

 搭載するエンジンは直列4気筒DOHC 2リッターの「3ZR-FAE」で、最高出力112kW(152PS)/6200rpm、最大トルク196Nm(20.0kgm)/4000rpmを発生。これにマニュアルシフトが可能なSuper CVT-iを組み合わせ、スポーティな走りを実現したとする。

 エクステリアはAピラーの付け根を前に出すとともに、ボンネット、キャビン、リアへと連続するワンモーションフォルムを特徴とし、踏ん張り感のあるデザインに仕上げた。

 インテリアではセンタークラスターやステアリングにチタン調加飾を施すとともに、本革ステアリング/シフトノブを採用し、上質感を高めた。また、前後席間距離を936mmとし、後席の足下スペースを確保したほか、ラゲッジルームはゴルフバッグを4セット搭載できるスペースを備える。リアシートは6:4分割可到式。

 ボディーカラーはブラックマイカ、シルバーメタリック、スーパーホワイトIIの3色を、インテリアはブラックの1色を設定する。

上質感のあるインテリアはブラックの1色のみの設定。リアシートは6:4分割可到式で、シートバックを前倒しするとラゲッジスペースと段差のないフラットな空間が出現する

(編集部:小林 隆)
2011年 6月 24日