ストップ/スタート機能搭載車は2020年に自動車の1/3以上に
米パイクリサーチ調べより

2011年6月発売
3800ドル



 データリソースは6月、米国の市場調査会社パイクリサーチによるリポート「ストップスタート自動車市場の分析と予測:マイクロハイブリッド技術、電池、電気二重層キャパシタ-Stop-Start Vehicles」を発売した。47ページの電子媒体で、価格は3800ドル。

 ストップ/スタート技術(アイドリングストップ)を搭載した自動車の市場についてのリポートで、部品とバッテリーの調査のほか、2020年までの世界各地のストップ/スタート自動車、バッテリー、ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ、電気二重層コ
ンデンサ)の販売予測、主要企業の詳細が掲載されている。

 これによると、ストップ/スタート機能を搭載した自動車の年間販売数は、2011年から2020年に、300万台から、全世界の自動車の1/3以上を占める3730万台に増加すると予測。ストップ/スタート機能搭載車はハイブリッド車やEVよりも安いが、燃費やCO2排出量を5~10%改善できるため、2011年にはストップ/スタート機能搭載車はハイブリッド車の3.5倍売れており、2017年には16倍までに拡大すると見込む。

 しかし現状では、欧州ではストップ/スタート技術の採用・販売が進んでいるが、米国では普及が遅れている。この原因を、米国ではCO2排出量削減目標がゆるく、米国環境保護庁の試験サイクルがストップ/スタート技術の効果を過小評価しているためとしている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 6月 27日