日産自動車は6月30日、コンパクトカー「マーチ」に新グレードを新設するなど一部仕様変更を行い、発売した。価格は99万9600円～164万4300円。

　この一部仕様変更では、12X、12X FOURの仕様変更を行い、12Xでは122万9550円から119万9100円へ、12X FOURでは140万4900円から137万4450円へと価格を引き下げている。また、12X、12X FOUR、12G、12G FOURでは、ボディーカラーに新色のサンライトオレンジを追加した。

　新設グレードとなる12S Vパッケージは、12Sをベースとに電動格納式リモコンカラードドアミラーと電源ソケット（DC12V）、UVカット断熱グリーンガラス（フロントドア）を標準装備に、プライバシーガラス（UVカット断熱機能付。リアドア、バックドア）をメーカーオプションで設定。ベースグレードから3万6750円高の103万6350円となっている。

　動力や燃費面での仕様変更はなく、2WDのアイドリングストップなし車は10･15モード燃費24.0km/L、アイドリングストップ車は26.0km/L。4WDは20.0km/Lとなる。また、全車が「平成22年度燃費基準+25％」を達成しており、「平成17年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）」認定とあわせて、エコカー減税（環境対応車普及促進税制）による減税措置に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75％減税される。

　また、オーテックジャパンは､一部仕様変更したマーチをベースに、カスタムカー「ボレロ」と、ライフケアビークル（LV）「アンシャンテ 助手席回転シート」を継続設定し、同日より発売した。