タイヤ整備不良は減少傾向も、「溝不足が増加」
タイヤ協会「2011年春の交通安全運動期間内のタイヤ点検結果」より

2011年6月30日発表



 JATMA(日本自動車タイヤ協会)は6月30日、2011年春の交通安全運動の期間内(5月11日~20日)に行った路上タイヤ点検の結果を発表した。

 この点検は全国で4回行われ、高速道路(自動車専用道路含む)54台、一般道路156台の合計210台を点検した。

 このうちタイヤの整備不良があった車両は9台(4.3%)。2010年比-9.2%となった。道路別に見た不良率は高速道路が5.6%、一般道が3.8%。

 整備不良の原因は、「溝不足」(2.9%)、「偏摩耗」(1%)、「空気圧不適正」(0.5%)。2010年比では、溝不足が+2.4%、偏摩耗が-2.1%、釘・異物踏みが-1%、空気圧不適正が-7.9%となった。道路別でもこの傾向は変わらず、溝不足が増え、そのほかの原因が減っている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 6月 30日