ブリヂストン、この夏クルマでレジャーや旅行に出かけるドライバーは6割以上
ゲリラ雷雨によるハイドロプレーニング現象に注意

2011年8月8日発表



 ブリヂストンは8月8日、タイヤの安全に関する調査結果を発表した。

 この調査は、同社が3月に創立80周年を迎えたこと、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が推進する「タイヤの日」が4月8日であることから、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」に設定し、2012年2月まで毎月タイヤの安全に関する情報を発信している。

 今回は、自家用車を所有し、月に1回以上クルマを運転する男女1000人に対して6月17日~19日の期間アンケートを実施。質問項目は「夏場にクルマで旅行やレジャーに行く予定はありますか」「タイヤ点検を行っていますか」の2つで、前者では62%が「はい」と、後者では56%が「はい」と回答している。

Q.夏場にクルマで旅行やレジャーに行く予定はありますかQ.タイヤ点検を行っていますか

タイヤにはスリップサインが設けられており、摩耗してスリップサインが出ると危険な状態であることを示す

 同社では、“ゲリラ雷雨”が全国的に8月下旬を中心に3割以上多くなると予想されている(ウェザーニューズ調べ)ことから、「ハイドロプレーニング現象」に関する注意を喚起。

 ハイドロプレーニング現象は、雨天の高速走行で発生する車の水上滑走現象で、タイヤと路面の間にできる水膜により、ブレーキもハンドル操作も効かなくなる。このハイドロプレーニング現象は特に溝の浅いタイヤで発生しやすい現象で、発生を未然に防ぐには、運転に対する意識を高め、スピードの出しすぎに注意する必要があるとしているほか、タイヤの溝の深さを確認することを呼びかけている。



溝深さ7.1mmの新品タイヤ溝深さ7.1mmの新品タイヤを使い、80km/hで走行
溝深さ3.5mmのタイヤ溝深さ3.5mmのタイヤを使い、80km/hで走行
溝深さ1.6mmのタイヤ溝深さ1.6mmのタイヤを使い、80km/hで走行。溝が浅くなるにつれ、タイヤの設置面積が少なくなっているのが分かる

(編集部:谷川 潔)
2011年 8月 8日