2011年10月22日～23日に、鈴鹿サーキットで開催される「2011 FIA 世界ツーリングカー選手権 日本ラウンド（WTCC KENWOOD Race of Japan）」（以下、WTCC）に、PWRCチャンピオンを獲得するなど日本有数のラリーストとして知られる新井敏弘選手が参加することが発表された。

　新井選手は、各種ラリーのほか今シーズンはスーパー耐久シリーズにも参戦。WTCCへは、シボレーチームの4人目のドライバーとして、2011年型シボレー クルーズ1.6ターボで参戦する。

　シボレーチームは今期圧倒的な強さを発揮しており、鈴鹿の前戦となるスペインのバレンシアで2011年のマニュファクチュアラー・チャンピオンを獲得。シボレーチームのイヴァン・ミューラー（2010年のチャンピオン）と、同じくシボレーチームのロバート・ハフが激しいチャンピオン争いを繰り広げている。

　新井選手は、「私は、祖国である日本で、そして、今年のWTCC年間チャンピオンのシボレーチームのドライバーとして、鈴鹿大会に臨めることを嬉しく思います。WTCCのレースは、私にとって新たな挑戦ですが、WTCCのレースカーと私がこれまで運転してきたWRCプロダクションカーの哲学は同じですので、即、対応できることを願っています。ワールドチャンピオンであるシボレーチームのドライバーとして、シボレー・クルーズに乗って、WTCCにデビューできることは、誰もが夢見るような出来事です。今月末に、イギリスでシボレーチームに合流し、テストを経て、ベストな状態で鈴鹿に臨みます。また、Prodriveで一緒だったアラン・メニュー選手との再会も楽しみにしています」とのコメントを出しており、強力な戦闘力を持つシボレー クルーズでの参戦となるため、日本ラウンドでの成績に期待したい。

　なお、Car Watch・デジカメWatchではWTCC 日本ラウンドの開催にあわせ「WTCC（世界ツーリングカー選手権）フォトコンテスト」を実施する。詳細については関連記事を確認いただきたい。