パイオニア、カロッツェリア 高音質カースピーカー「RSシリーズ」3機種
17cmセパレート2ウェイ、6.6cmミッドレンジ、25cmサブウーファー

2011年11月上旬発売
TS-Z1000RS:29万4000円/4個1組
TS-S1000RS:12万6000円/2個1組
TS-W1000RS:12万6000円/1個



 パイオニアは、カロッツェリア 高音質カースピーカー「RSシリーズ」の新モデル、17cmセパレート2ウェイ「TS-Z1000RS」、6.6cmミッドレンジ「TS-S1000RS」、25cmサブウーファー「TS-W1000RS」を11月下旬に発売する。価格は、TS-Z1000RSが29万4000円/4個1組、TS-S1000RSが12万6000円/2個1組、TS-W1000RSが12万6000円/1個。

TS-Z1000RSTS-S1000RSTS-W1000RS

商品名型番価格
17cmセパレート2ウェイスピーカーTS-Z1000RS29万4000円/4個1組
6.6cmミッドレンジTS-S1000RS12万6000円/2個1組
25cmサブウーファーTS-W1000RS12万6000円/1個

主な仕様TS-Z1000RSTS-S1000RSTS-W1000RS
スピーカー構成17cm一体型二層構造コーンミッドバス
3.0cmデュアルアークリングトゥイーター
6.6cm一体型二層構造コーンミッドレンジ25cm一体型三層構造コーンサブウーファー
瞬間最大入力120W50W300W
定格入力50W15W150W
再生周波数帯域33Hz~48kHz160Hz~33kHz21Hz ~ 3.7kHz
出力音圧レベル89dB88dB86dB
インピーダンス
重量1.80kg(ミッドバス部)/
0.34kg(トゥイーター部)/
0.60kg(ネットワーク部)
0.50kg7.30kg
取付寸法(直径×奥行き)151×68mm
(ミッドバス部)
67×40mm238×100mm
ミッドバスローパスフィルター-12dB/oct(ネットワーク部)
トゥイーターハイパスフィルター-12dB/oct(ネットワーク部)

 RSシリーズは、カロッツェリア スピーカーのハイエンドモデル。今回の新シリーズでは、ヤング率(縦弾性係数)が高く、適度な内部損失特性を持つクロスカーボン振動板や、高精度切削パーツを使用した磁気回路、高比重・高剛性の亜鉛素材ダイキャストフレームを採用するなど素材や構造を一新し、高音質化を実現したと言う。

17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-Z1000RS」
 TS-Z1000RSは、トゥイーター部のダイアフラムに、表面改質処理の後にDLC(Diamond Like Carbon)処理を施したチタン製口径3cmデュアルアークリングダイアフラムを採用。低域側の再生帯域を確保することで定位感を向上させるとともに、可聴帯域から高音域48kHzまでの再生を実現。

 ウーファー部では、ヤング率が高く、適度な内部損失特性を持つクロスカーボンを振動板に採用。センターキャップとの一体型二層構造にすることで、高剛性とトランジェント特性の向上を実現している。

 トゥイーター部、ウーファー部ともに高剛性・低共振の亜鉛素材を使用した亜鉛ダイキャストフレームを用いている。

 ネットワーク部は、ウーファーとトゥイーターそれぞれに、パワーアンプを接続できるバイアンプ接続に対応。ウーファー用に音響用チョークコイルと音響用コンデンサーを、トゥイーター用に大型フィルムコンデンサーを採用した。

6.6cmミッドレンジ「TS-S1000RS」
 TS-S1000RSは、TS-Z1000RSのウーファー部同様一体型二層構造クロスカーボン振動板を採用。強磁力ネオジムマグネットと高精度切削パーツを使用した外磁型磁気回路を採用することで、トランジェント特性を向上したと言う。

 亜鉛ダイキャストフレームのほか、不要振動を排除する専用設計の亜鉛ダイキャスト製グリルフレームを付属する。

25cmサブウーファー「TS-W1000RS」
 TS-W1000RSは、TS-S1000RS同様のクロスカーボンを振動板に用いるものの、センターキャップとの一体型三層構造を採用。高剛性を実現しトランジェント特性を向上を図っている。また、振動板形状の低共振化やコルゲーションエッジの採用により、フラットな特性を高め、原音に忠実な低域再生を実現したと言う。

 磁気回路は、強磁力ネオジムマグネットと高精度切削パーツを使用したもので、OFC平角線を使用したショートプレート・ロングボイスコイルを採用。エンクロージャーの使用範囲を14~28Lの小容積で設定し、自由度の高い設置が可能とする(推奨エンクロージャー容積は17L)。

(編集部:谷川 潔)
2011年 9月 29日