全日本交通安全協会、秋の全国交通安全運動期間中の交通事故発生状況 交通事故による死者数は1954年以来最小 |
全日本交通安全協会は、9月21日~30日に実施した「平成23年秋の全国交通安全運動」期間中の交通事故発生状況を発表した。
発表によると、期間中の交通事故による死者数は103人で、前年同期比で29人減少し、1954年以来最小となった。また、発生件数、負傷者数ともに前年同期と比べて減少した。
23年 | 22年 | 前年同期比 | ||
増減数 | 増減率 | |||
発生件数 | 1万9913件 | 2万148件 | -235件 | -1.20% |
死者数 | 103人 | 132人 | -29人 | -22.00% |
負傷者数 | 2万4918人 | 2万4988人 | -70人 | -0.30% |
都道府県別で交通死亡事故発生状況を見ると、死者数がゼロだったのは石川県、奈良県、鳥取県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県。反対に死者数の多かったのは、大阪府の9人を筆頭に、静岡県(5人)、北海道、埼玉県、新潟県、大分県(各4人)だった。
年齢層別で見ると、65歳以上の死者は55人で、全死者の53.4%を占めるものの、前年同期比で8人減少。また、15歳以下の子供の死者は3人で、前年同期に比べ3人減少している。
状態別では、歩行中の死者は36人で、全死者の35.0%を占めた。自動車乗車中の死者は35人で、前年同期比で16人減少。その一方で、自転車乗用中の死者は14人で、前年同期に比べ5人増加した結果になっている。
その他、飲酒運転による交通事故の発生件数は70件で、前年から60件減少した。
(編集部:小林 隆)
2011年 10月 7日