ルネサス、異なる視点のトップビューを生成できる車載用画像認識SoC |
ルネサス エレクトロニクスとルネサス モバイルは、車載用画像認識SoC(システム・オン・チップ)「SH7766」を、11月からサンプル出荷する。量産開始は2013年9月。サンプル価格は5000円。
車載画像認識SoC「SH77650」と互換性のあるSoC。自車周辺のレーン、標識、人、車などを認識できる。6チャンネルの画像入力に対応し、うち4チャンネルにはNTSC ADCを内蔵。走行時は2チャンネル、交差点、駐車時は4チャンネルといった使い分けができる。
また視点変換エンジンやダイナミックレンジコントロールなどのハードウェアエンジンを搭載。自車を上空から見下ろすトップビューに対応する。視点変換エンジンはビデオ入力ごとに対応し、シーンごとに異なる視点のトップビュー画像をリアルタイムで生成できる。
オプションで3Dグラフィックスエンジンが用意されており、カメラ画像上に高度なグラフィックスをオーバーレイできる。
また、次世代画像認識エンジン「IMP-X2」を採用。従来の「IMP」の約4倍以上の処理能力を実現。人、車など判断系の処理を多用する画像認識アルゴリズムに対して、インテグラルイメージの生成など新たな機能を追加した。
(編集部:田中真一郎)
2011年 10月 14日