東京モーターショー2011、ワールドプレミアは52台
割安な「ナイター券」を導入

2011年11月4日発表



 日本自動車工業会は11月4日、「第42回東京モーターショー」の開催概要を発表した。会期は12月2日~11日だが、2日は特別招待日で、一般公開は3日から。また11月30日、12月1日は報道関係者招待日(プレスデー)となる。会場は幕張メッセから東京ビッグサイトに変更された。

 一般公開日の開場時間は月曜日~土曜日が10時~20時、日曜日が10時~18時。ただし最終日の11日のみ17時に閉場する。

 入場料は一般1500円、高校生500円、中学生以下は無料。また月曜日~土曜日の15時以降は、一般1300円、高校生400円で入場できる「アフタヌーン券」が会場でのみ販売されるほか、今回から月曜日~土曜日の18時以降に「ナイター券」がやはり会場でのみ販売される。ナイター券の価格は一般500円、高校生200円。

 なお12月2日まで前売り券が一般1300円、高校生400円で販売される。前売り券はコンビニエンスストア、公共交通機関、主要旅行代理店、各種プレイガイドで販売される。

 世界12カ国・1地域から合計176の出展者が参加する。特に前回は9社9ブランドにとどまった海外からの出展が、今回は20社24ブランドに増えた。これにともない展示面積も2万1823m2から3万5151m2に広がった。

 出展される265台の車両のうち、世界初公開は52台(乗用車26台、商用車3台、二輪車16台、カロッツェリア5台、車体2台)、日本初公開は82台(乗用車53台、商用車4台、二輪車23台、カロッツェリア1台、車体1台)。

 会期中は次のようなイベントが開催される。

 


SMART MOBILITY CITY 2011(西4ホール他)

 次世代自動車とそれを取り巻く社会システムをテーマとした展示で、次世代自動車の試乗、自動運転のデモンストレーション、国際シンポジウム、専門家向けセミナー、キッズ・ワークショップなどが開催される。

 

 

オープニングイベント

 自工会会員のメーカートップが参加するクルマのパレードと、トークセッションが12月3日に行われる。

 

 

プロの運転による乗用車同乗試乗会(屋外展示場)

 12月2日~6日に、特設コースで日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員とインストラクターがドライブする各社の最新モデルに同乗試乗できる。

 

 

2輪車試乗会(屋外展示場)

 12月8日~11日に、特設コースで2輪車の試乗会を開催するほか、ヤマハの電動アシスト自転車の試乗会も開く。

 

 

自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー

 AJAJの会員有志が専門家の視点からショーの見所を案内する。前回は無料だったが、今回は事前登録制の有料ツアーとなる。登録は東京モーターショーのオフィシャルWebサイトで参加券付き入場券(2000円)を購入する必要がある。

 

 

AJAJメンバーによるガイダンス付小中学生特別見学

 小中学生を対象とした特別見学日。AJAJメンバーが東京モーターショーの見方や特徴をガイダンスする。

 

 

ソープボックスダービー(西3ホール)

 主に小学生を対象とし、会場で木製のキットカーを組み立て、全長約10mのコースでタイムを競う。

 

 

日本カー・オブ・ザ・イヤー発表

 12月3日午後、当日行われた選考会の結果に基づき、西展示棟1Fアトリウム特設ステージで日本カー・オブ・ザ・イヤーが発表される。

 

 

ワールド フード カップ

 世界のグルメ・フードコートでオリジナルメニューを販売する。

 

 

ユナイティッドアローズ・プロデュース 東京モーターショーファッションショップ(西3ホール)

 会場限定の国産自動車メーカーとのコラボTシャツを販売し、収益金を東日本大震災支援のために寄付する。また、クルマ生活の楽しさをテーマにしたウェアやアクセサリー、自動車関連雑貨も販売する。

 

 

日刊情報紙Tokyo Motor Show News発行

 会場案内パンフレットを兼ねた日刊情報紙を毎日発行。会期中の総発行部数は、70万部を予定。

 

 

お台場レインボー花火2011

 12月の土曜日(3日、10日、17日、24日)の19時から、お台場レインボー花火が開催される。

 

 

働くくるま大集合

12月10日、11日に、東京ビッグサイト周辺で、消防車、警察車両など働くくるまが展示される。

 

 このほか、トミカコーナー(西3ホール)、東京モーターショーシンポジウム2011(会議棟6階)といった恒例のイベントが引き続き開催されるほか、西展示棟1Fのアトリウムの特設ステージではトークショーなどのステージイベントが開催される。

 またオフィシャルトラベルエージェンシーによるホテル宿泊手配サービスや、オフィシャルエアラインによる国際航空券の割引サービスが東京モーターショーのWebサイトで行われている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 11月 4日