阪神高速、2012年1月1日0時より距離別料金制へ ETC普通車は500円~900円、現金普通車は基本900円 |
2012年1月1日0時開始
阪神高速道路は11月9日、距離別料金制へ移行することを発表した。これは、同日、国土交通省からの認可が下りたため。これにより、2012年1月1日0時より、料金圏のある均一料金(普通車、阪神東線700円、阪神南線500円、阪神西線500円)から、料金圏のない距離別料金(ETC普通車500円~900円、現金普通車900円)へ移行する。
距離別料金への移行日は、首都高速道路と同日同時刻となり、6kmまでETC普通車は500円、以降6kmごとに100円ずつ上がり、24km超は900円となる5段階の料金テーブルについても首都高と同一。
区間別の均一料金が上限のある距離別料金へと移行することで、阪神南線りんくうJCT~阪神西線京橋(58.5km)へと走行した場合、1500円(湾岸線連続利用割引、平日)が900円になる。また、逆に池田~堺(29.9km)は、現在の700円(平日)が900円となり、休日の場合は560円が900円となることで交通量の大幅な変化が予想される。
●ETC料金
料金距離 | 普通車 | 大型車 |
~6kmまで | 500円 | 1000円 |
6km超~12kmまで | 600円 | 1200円 |
12km超~18kmまで | 700円 | 1400円 |
18km超~24kmまで | 800円 | 1600円 |
24km超~ | 900円 | 1800円 |
2013年度(平成25年度)までは、NEXCO西日本(西日本高速道路)・本四高速との乗継割引、西線内々利用割引、物流事業者向け割引の拡充、新神戸トンネルの移管に関する割引を行うほか、環境ロードプライシング、障がい者割引、路線バス割引は継続する。
距離料金と割引項目 | 新たな料金体系 | 阪神高速の料金割引 |
阪神高速の料金割引図 | 現金普通車で、800円以下となる個所 |
現金利用車では原則、普通車で900円、大型車で1800円となるが、利用可能距離が決まる、郊外方向の料金所については、距離に応じて500円~800円の価格を設定。たとえば、貝塚から乗り、りんくうJCT(ジャンクション)方面へ向かう場合は500円の料金となる。
阪神高速では、ETC利用車を増やすため、11月10日~2012年2月10日まで、3000円のETC車載器購入助成(11月10日~2012年2月10日)、ETC利用履歴発行プリンタープレゼントを行う。また、ETCパーソナルカードの入会キャンペーンなども実施する。詳細は阪神高速のキャンペーンWebサイト(http://hankouetc.hankou-serv.jp/)を参照のこと。
そのほか、16号大阪港線東行きから1号環状線北行きへの信濃橋渡り線(仮称)の整備を実施し、環状線を半周迂回することなく11号池田線・12号守口線へ向かうことができるようにする。完成予定は2016年度。
ETC車載器購入助成 | ETC利用履歴発行プリンタープレゼント | |
ETCパーソナルカード新規入会キャンペーン | ETC利用紹介サービスについて | 信濃橋渡り線(仮称)の整備について |
(編集部:谷川 潔)
2011年 11月 9日