GSユアサは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電気自動車（EV）急速充電システム「PV-EVシステム」を21日に発売した。価格は1200万円（税別・工事費含まず）。

　太陽電池で発電した電力をリチウムイオン充電池に蓄え、EVに急速充電するシステム。夜間や日照が少ない時は、電力会社からの電力をリチウムイオン充電池に蓄える。また余剰電力を電力会社に売電したり、施設の照明などに利用したりできる。

　使用するリチウムイオン充電池は、産業用リチウムイオン電池LIM50E-8型モジュールだが、将来はEV用バッテリーのリユース品を利用可能としている。

　急速充電器の設置には、高圧受電が必要な場合があるが、PV-EVシステムは低圧受電で設置できる。また、停電時にも急速充電が可能なほか、長時間の停電でも太陽光でリチウムイオン充電池に充電できる。さらに停電時に照明や防災情報機器に給電することもできる。