三菱自動車、マンション向けEV専用カーシェアリングシステム 2012年1月中旬から販売開始 |
三菱自動車工業、オアシスソリューション、サイトレックの3社は11月22日、マンション向け電気自動車(EV)専用カーシェアリングシステムを共同開発したと発表した。このシステムは「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)として、2012年1月中旬から販売開始する。
マンションおよびEV専門に特化したシステムで、充電ユニットとキーボックスがセットになる。カーシェアリングの予約段階から充電時間を考慮したり、車両返却時に充電をしないと警告したりする特徴を備えることで、EVならではの課題に対応した。また、キーボックスを採用することで、車以外にもバイクや自転車といった複数のシェアリングサービスへの拡張性も備える。
車両の予約はパソコンや携帯電話からインターネット経由でリアルタイムに行える。
一般的にカーシェアリングで使われるモデルは、従来のレンタカーと比べ近距離、短時間の利用が想定されていることから、EVはカーシェアリングとの親和性が高いと言う。また、同システムを用いることで、EVの個人所有に抵抗感のあるユーザーに対してもEVの利用を提案できることから、3社は今後、さらなるカーシェアリングとEVの普及拡大を目指していく。
(編集部:小林 隆)
2011年 11月 22日