横浜ゴム、SUV用低燃費タイヤ「GEOLANDAR SUV(ジオランダー・エスユーブイ)」
ころがり抵抗性能を16%低減、ウェット制動性能を6%向上

GEOLANDAR SUV

2012年2月から順次発売
オープンプライス



 横浜ゴムは、SUV用タイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)」シリーズの新製品として、低燃費タイヤ「GEOLANDAR SUV(ジオランダー・エスユーブイ)」を2012年2月から順次発売する。価格はオープンプライスで、発売サイズは245/50 R20 102V~175/80 R15 90Sの全26サイズを用意。

 GEOLANDAR SUVは低燃費性能を考慮しつつ、高い安全性能や快適性能、SUV用タイヤならではのユーティリティ性能を発揮するべく開発されたSUV専用タイヤ。開発にあたっては、同社の低燃費タイヤ「BluEarth(ブルーアース)」の開発で培われた最新のコンパウンド配合技術や設計技術を応用し、SUV用タイヤに初採用している。

 同社の基幹コンパウンド技術「ナノブレンドゴム」をベースに、GEOLANDAR SUV専用のナノブレンドゴムを採用。これに独自素材の「オレンジオイル」を配合することで、低燃費と耐摩耗性に加え、高いグリップ性能を備えたコンパウンドが完成したと言う。

 グルーブは、エッジを刻みジグザグ状とした「ジャギーエッジ・グルーブ」を採用。エッジの長さを拡張することでウェット性能を向上させるとともに、ジグザグの壁状にすることで摩耗した状態でもエッジ長を確保し、摩耗時の性能低下を抑制した。

 また、横方向に細いカーフをセンターからショルダーブロックまで配置することで、パターンの剛性をコントロールする「剛性コントロールサイプ」のほか、ブロックを貫通させないラグ溝とサイプを交互に配置する「高剛性アクティブショルダー」、柔軟さとしっかり感を両立する「背骨(スパイン)構造」をデザイン化した「スパイン・センターリブ」などを採用している。

 さらに、大きさの異なる5種類のピッチ(ブロック)を最適配置し、走行時のパターンノイズ周波数のピークを分散するとともに、音圧レベルも低減。また、偏摩耗を抑制するパターンデザインにすることで、摩耗後の静粛性についても配慮している。

 これらにより、同社のオンロードタイヤ「ジオランダーH/T-S」に比べ、ころがり抵抗性能を16%低減しつつ、ウェット制動性能を6%向上することに成功。また、パターンノイズ性能を21%、ロードノイズ性能を13%それぞれ向上させたとしている。

インチ偏平率タイヤサイズ発売予定日
2050245/50 R20 102V2012年2月
55235/55 R20 102V
1955235/55 R19 101V
1855235/55 R18 100V2012年4月
60225/60 R18 100H
★235/60 R18 107V
245/60 R18 105H
65225/65 R18 103H
235/65 R18 106H
1755215/55 R17 94V2012年5月
235/55 R17 99H2012年4月
60215/60 R17 96H
225/60 R17 99H2012年5月
255/60 R17 106H2012年2月
65225/65 R17 102H
★235/65 R17 108V2012年5月
245/65 R17 107H2012年4月
70215/70 R17 101H2012年2月
1665215/65 R16 98H
225/65 R16 100H
70215/70 R16 100H2012年4月
225/70 R16 103H2012年2月
235/70 R16 106H2012年4月
1570205/70 R15 96H2012年2月
225/70 R15 100H
80175/80 R15 90S

★印はエクストラロード規格

(編集部:小林 隆)
2011年 12月 3日