日産と横浜市、EV優先シェアリングの実証実験

日産「リーフ」

2011年12月8日~2012年3月末



 横浜市と日産自動車は、企業の業務車両のEV(電気自動車)優先シェアリングの実証実験を、8日に開始する。期間は2012年3月末まで。

 低炭素な次世代交通推進プロジェクト「ヨコハマ モビリティ プロジェクト ゼロ(YMPZ)」の一環として行われるもので、横浜市のみなとみらい21地区において、横浜銀行 本店とエヌ・ティ・ティ・ドコモ 神奈川支店が参加する。

 実験では、参加企業に業務車両として日産自動車が「リーフ」を2台ずつ貸与し、企業がすでに持っているガソリン車の業務車両と合わせて、日産自動車が開発した車両予約システムにより運用する。

 予約システムはEVの充電量をモニターし、消費電力や充電時間などを考慮して配車スケジュールを立て、ユーザーがEVの充電量を気にすることなく、目的地に応じて最適な車両が配車される。

 この実験を踏まえ、企業間や地域住民によるシェアリングへの拡大を図る。

(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 7日