ミシュラン、S Road MOLAのSUPER GTチャンピオン獲得祝勝会 柳田選手、クインタレッリ選手を祝福 |
日本ミシュランタイヤは12月12日、S Road MOLAチームの関係者を招き、SUPER GT500クラスのチャンピオン獲得祝勝会を開催した。
2011年のSUPER GT500クラスは、ミシュラン、ブリヂストン、横浜ゴム、ダンロップの4メーカーの争いにも注目が集まり、ミシュランを装着するS Road MOLA GT-Rが見事チャンピオンを獲得。チームとしてもチャンピオンを獲得したが、ドライバーチャンピオンに関しても同チームのドライバーである柳田真孝選手、ロニー・クインタレッリ選手が獲得した。
祝勝会では、ベルナール・デルマス代表取締役社長が冒頭の挨拶を行い、両チャンピオンを祝福。印象に残ったレースとして、圧倒的な速さでボールポジションを獲得し、チームにとってGT500初優勝となった第4戦菅生を挙げていた。
挨拶を行うベルナール・デルマス 日本ミシュランタイヤ代表取締役社長 | 柳田真孝選手、ロニー・クインタレッリ選手が栓を抜いたシャンパンが振る舞われた。室内なのでシャンパンファイトは実施せず |
柳田真孝選手、ロニー・クインタレッリ選手の両選手は、印象に残ったレースとして、開幕戦(第2戦)富士を挙げ、とくに予選2位でスタートしながら第1コーナーでスピンしてしまったクインタレッリ選手は、そのアクシデントを悔いていた。ただ、柳田選手によると、決勝でのタイヤ選択ミスがあったからこそ、今シーズンを戦い抜けたとのこと。このレースでは10位に沈んだS Road MOLA GT-Rだったが、以後のレースでは、これまで以上にタイヤ選択を考え抜き、チャンピオン獲得という結果に結びつけた。
クインタレッリ選手は2009年にHASEMI MOTOR SPORTでミシュランを装着して戦っているが、そのときと比べて、「気温の低いときや、雨でのパフォーマンスが大幅に改善された。高いパフォーマンスを1年を通して維持できた」ことが、勝利のポイントであるとした。
祝勝会ながら、話題は来シーズンの話か? 左から、柳田選手、デルマス社長、日本ミシュランタイヤ モータースポーツ マネージャー 小田島広明氏、NISMO レースエンジニアリング部 鈴木豊氏、クインタレッリ選手 | 会場にはチャンピオントロフィーなどが飾られていた | 最後の挨拶は、NISMO総監督 柿元邦彦氏。「来シーズンもGT-Rの強さは続くのではないか」と語った |
(編集部:谷川 潔)
2011年 12月 13日