日産、北京で交通分散の大規模実証実験
PNDとリアルタイム交通情報をもとに経路誘導し、交通を分散

2012年1月末開始



 日産自動車と北京市交通委員会は、2012年1月末より北京市において、PND(Portable Navigation Device)を使用し、動的経路誘導よる交通分散の大規模な実証実験を開始する。

 北京市望京地区在住者の応募者約12,000人にPNDを配布し、8カ月間、日常の車使用時に動的経路誘導とエコ運転支援をする。

 動的経路誘導とは、交通情報センターからの交通情報をPNDへリアルタイムに配信し、PNDがこの情報を考慮して最速ルートを誘導するシステム。PNDなどのIT端末が10%普及すれば、交通分散効果が期待できるという結果がシミュレーションで得られており、実証実験でその精度を検証する。

 また、北京市全域の日産車ユーザー約600人を募り、車両に詳細な走行データを記録する機器を搭載してモニタリングする調査も同時に行い、より詳細に実証実験の効果を分析する。

(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 16日