プジョー・シトロエン・ジャポンは1月25日、サイクリングチーム「Peugeot Cycles Nippon（プジョーサイクルズ・ニッポン」をスポンサードすると発表。同日、都内で記者会見を開催した。

　プジョーサイクルズ・ニッポンは、2006年に同チームのジェネラルマネージャー兼監督であるステファン・フォレスト氏が「NFCCチーム（日仏サイクリングチーム）として設立したチーム。2011年は「Fuji-Cyclingtime.com Japon」として活動していたが、2012年から名称をプジョーサイクルズ・ニッポンに改める。

　プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーサイクルズ・ニッポンに、サポートカーとして「3008」を貸与する。チームはプジョーサイクルズが提供する自転車「RSR01」「RSR02」を使用し、全日本実業団自転車競技連盟のジャパンプロツアーや、日本自転車競技連盟のロードレース、全日本ヒルクライムシリーズなどに参戦する。

サポートカーとなる「3008」
チームが使用するプジョーサイクルズの「SRS01」。カーボンモノコックフレームとフルカーボンフォークを持つレーシングモデルだ

上野社長（左）とフォレスト氏

　プジョー・シトロエン・ジャポンの上野国久社長は「プジョーサイクル・ニッポンと私どもの関係は、スポンサーシップと言うより、プジョーのブランドをコミュニケーションするパートナーシップと位置づけている。チームそのものがコミュニケーションのために結成していただいた側面もある」とスポンサーシップについての同社の姿勢を述べ、「プジョーは乗り物を運転することで得られる独特の感動と、それに対する情熱を大切にしている。その乗り心地をお客様に伝えて、常に革新的なモビリティソリューションを展開している。RSRシリーズもプジョーの世界観を表現している。プジョーとしてこの世界観を楽しんでいただいたいと考えている」とした。

　プジョーサイクルズ・ニッポンのフォレスト氏は「2011年の成績は24チーム中9位、アマチュアチームとしては4位だった。今年は総合5位、アマチュアとして1位を目指す」と意気込みを語った。