三菱自動車、ジュネーブショーで新型「アウトランダー」公開 2012年度中にプラグインハイブリッド車を発売 |
三菱自動車工業は2月9日、「2012年ジュネーブモーターショー」(一般公開:3月8日~18日)で、新型「アウトランダー」を世界初公開すると発表した。新型アウトランダーは今夏からロシアで販売を開始し、以降、欧州、日本、オセアニア、中国、北米に導入する。さらに、新型アウトランダーをベースにプラグインハイブリッドシステムを搭載したモデルを、2012年度中に発売することを明らかにした。
新型アウトランダーは、「クラストップレベルの低燃費、低CO2を実現する優れた環境性能」「先進安全技術の採用による高い安全性能」「上質で使い勝手のよいインテリア」を特長とする。
パワートレーンは、新開発の可変動弁機構を採用したガソリンエンジンの直列4気筒SOHC 2リッター「4J11」と、クリーンディーゼルエンジンの直列4気筒 2.2リッターターボ「4N14」。これにアイドリングストップ機能「AS&G(オートストップ&ゴー)」、ボディー構造の最適化や高張力鋼板の採用などによる車体軽量化、空力性能の改善により、クリーンディーゼルエンジン搭載車(6速MT、2WD車)でCO2排出量130g/km以下と、クラストップレベルの環境性能を目指している。
インテリアでは、インストルメントパネル表面のソフトパッド材、光沢のあるブラックパネル、メッキ、シルバーの加飾をあしらうことで上質感を高めた。また、簡単な操作でシートアレンジできる後席(セカンド/サードシート)の採用により、ワイドでフラットなカーゴスペースを容易に作り出すと言う。電動テールゲートも採用している。
また、装備面では前方の障害物を検知し、自動ブレーキで衝突事故を予防する「FCM(衝突被害軽減ブレーキシステム)」、高速走行時や渋滞時に前車との車間を維持しながら走行できる「ACC(レーダークルーズコントロールシステム)」、走行レーンを逸脱しそうになるとドライバーに警報する「LDW(車線逸脱警報システム)」などを採用する。
なお、ジュネーブショーでは電気自動車(EV)のある暮らしを提案する「MiEV(ミーブ)ハウス」や、欧州市場で販売が好調の「ASX(日本名:RVR)」のほか、欧州で販売している車両など合計13台を出品する。
(編集部:小林 隆)
2012年 2月 9日