ホンダ、前走車の走行パターンから渋滞を予知する技術を開発 渋滞抑制と燃費改善に効果、5月から公道実験 |
2012年4月26日発表
本田技研工業は26日、渋滞予知検知技術を開発したと発表した。この技術を使用すると、後方車の平均車速が約23%、燃費が約8%向上するとしている。
1台の車両の加減速が後方車に影響し、渋滞が発生することに着目したもの。1台の車両の加減速の変動をモニターし、渋滞の発生につながるかどうかを判定する。この判定結果を車載端末でドライバーに伝え、滑らかな走行を促し、後方車の加減速変動をやわらげて、渋滞の発生を抑制する。
また車載端末をサーバーに接続し、前方車の走行パターンを把握し車間距離を一定に保つ「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」を起動する最適なタイミングを与え、前方車と同調した走行に制御することで、より効果的に渋滞抑制および燃費改善の効果を高めることができるとしている。
同社は、5月にイタリア、7月にインドネシアで渋滞抑制の公道実験を行い、実用化を目指す。
(編集部:田中真一郎)
2012年 4月 26日