パナソニック、夜間や悪天候でも人と車両を検出できるミリ波レーダー技術
次世代の交通安全システムの実現へ向け

次世代ミリ波レーダー技術の応用例

2012年4月27日発表



 パナソニックは4月27日、数十mの範囲にある人や車などの複数の物体を高精度に検出する次世代ミリ波レーダー技術を開発したと発表した。

 次世代ミリ波レーダー技術は、屋外の使用に対応。夜間、降雪や逆光といった環境でも物体を検出することが可能となっている。このミリ波レーダー技術を、交差点の監視センサーに応用することで、車の陰に隠れた人や自転車の検出が可能となり、次世代の交通安全システムの実現を加速するとしている。

 この研究開発は、総務省平成23年度(2011年度)「79GHz帯レーダーシステムの高度化に関する研究開発」の成果の一環で、79GHz帯レーダーとして実験局免許を取得し、5月7日~9日に横浜にて開催されるVehicular Technology Conference 2012 (主催IEEE) にて展示が行なわれる。

(編集部:谷川 潔)
2012年 4月 27日