米トヨタ、テスラと共同開発の「RAV4 EV」を発表
今夏以降にカリフォルニア州で発売、4万9800ドル

RAV4 EV

2012年5月7日(現地時間)発表



 トヨタ自動車の米国現地法人である米国トヨタ自動車販売は5月7日(現地時間)、ロサンゼルスで開催中の第26回国際電気自動車シンポジウム(EVS 26)において、テスラモーターズと共同開発した電気自動車(EV)「RAV4 EV」を発表した。今夏以降にカリフォルニア州で発売するとしており、販売予価は4万9800USドル。3年間で約2600台を販売する計画も発表している。

 トヨタとテスラモーターズは、一昨年の5月にEVとその部品の開発、生産システム、生産技術に関する業務提携を行うことで基本合意。提携発表から2年で、共同開発の車両を市販することに至っている。

 RAV4 EVは、RAV4のボディーをベースにテスラのEVシステムを搭載したモデルで、5名乗車が可能。ボディーサイズは約4575×1816×1684mm(全長×全幅×全高)。航続距離は実走行環境で約160kmとしている。駆動用バッテリーにリチウムイオン電池を採用し、容量は41.8kWh、充電時間は約6時間。最高速は約160km/h、0-60mph加速は7.0秒。カナダのオンタリオ州ウッドストックにあるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダでの生産が決定している。

(編集部:小林 隆)
2012年 5月 8日