パナソニック オートモーティブシステムズ社は、ストラーダの車種専用カーナビ「Lシリーズ」2タイプ6機種を10月22日より発売する。ラインアップするのは、8V型モデルの「CN-LS810D」と7V型モデルの「CN-LS710D」で、いずれもオープンプライス。車種専用取り付けキット込みの店頭予想価格は、CN-LS810Dが17万円前後、CN-LS710Dが15万円前後。

　8V型モデルのCN-LS810Dは、トヨタ「アルファード・ヴェルファイア用」「プリウス用」「プリウスα用」を、7V型モデルのCN-LS710Dは、ホンダ「フリード用」、ダイハツ「ムーヴカスタム用」、トヨタ「アクア」のそれぞれ3車種を用意する。

●ナビゲーション本体

アルファード装着イメージ	ヴェルファイア装着イメージ	CA-FND81AVD トヨタ「アルファード・ヴェルファイア用」

プリウス装着イメージ	CA-FND81PRD トヨタ「プリウス用

フリード装着イメージ	CA-FND71FRD ホンダ「フリード用」

アクア装着イメージ	CA-FND71AQD トヨタ「アクア用」

●取り付けキット

7V型モデルのCN-LS710D

　CN-LS810Dは8V型WVGA（800×480ピクセル）モニターを、CN-LS710Dは7V型WVGAモニターを搭載する車種別専用カーナビ。地図機能、AV機能に差はなく、適合車種の違いにより画面サイズが変更されたものだ。

　車種別専用のLシリーズの従来モデルには、スマートフォンやタブレットPCの普及で一般的になりつつある、“フリック（はらう）”や“ドラッグ（なぞる）”などのシングルタッチによるモーションコントロールが搭載されていた。このLS810D、LS710Dシリーズから、液晶モニターがマルチタッチ対応となり、“1本指によるダブルタップ（2回連続タッチ）”、“2本指によるシングルタップ”（1回触れる）、“ピンチイン（画面に触れた指を狭める）”、“ピンチアウト（画面に触れた指を広げる）”での操作を実現。スマートフォンと同様の操作で、地図の移動や拡大・縮小が行える。

　地図は、 「新東名高速道路」の情報も収録した、2012年度版地図データを収録。地図画面上のソフトウェアボタンも、従来機に比べて操作性を改善している。

　そのほか、スマートフォンとの連携機能を強化。最新のグルメ・観光スポット等の検索が可能なスマートフォン専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」に対応しているほか、ここいこ♪をバージョンアップすることで、今いる場所の近くにあるおすすめスポットを紹介する「寄り道コンシェルジュ」などの機能が利用可能となる。

　メディア機能としては、地デジ、DVD、音楽CD、FM/AM再生が可能。Bluetoothを標準で搭載し、携帯電話のハンズフリー通話や、音楽データのワイヤレス再生だけでなく、Bluetooth対応スマートフォンからナビゲーションへの地点データの伝送が可能となっている。

　アンプ部は、定格出力18W×4、最大出力50W×4。車種別専用設計のため、車種ごとに最適したイコライジング、スピーカー設定「音の匠」があらかじめ用意されている。