パナソニック オートモーティブシステムズ社は、10月12日にポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ CN-SG520L/CN-SG520D」を発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万5000円前後。

　また、自転車で使用できるSSDポータブルナビゲーション「サイクルゴリラ CN-MC02L/CN-MC02D」を同日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

■旅ナビ CN-SG520L/CN-SG520D
　5V型ワイドモニターを採用する、「旅」をテーマにしたポータブルSDナビゲーション。

　るるぶDATAの海外ガイドブックデータに対応し、ソウル、パリのデータを収録。さらに台北、ホーチミン、ロンドン、ローマ、バルセロナ、ヴェネツィア、ホノルル、ニューヨークのガイドブックデータを、パナソニック直販サイト「パナセンス」や通信販売「パナソニックダウンロードサービス」で有料（1都市：1344円）でダウンロードできる。

　海外でもGPSによって自分がいる位置を測位し、地図上に表示させることが可能なほか、歩いてきた軌跡や目的地を設定しておくことで、目的地に向かって直線の方向線や直線距離を表示できる。ガイドブックは50mスケールの詳細地図を収録するとともに、通りの名称を表示させることが可能。地図上の地名は日本語でも記載される。

　むろん日本でも利用することができ、徒歩と電車を組み合わせた最適ルートの案内が可能。目的地まで電車を利用して移動する際、「電車でおでかけ」機能で探索すると、出発地と目的地を設定することで、出発地から最寄り駅までの徒歩ルート、目的地の最寄り駅から目的地までの徒歩ルート、利用する駅間の電車ルートを探索する。

　また、「るるぶDATA」約160冊分、約6万3000件の国内ガイドブックデータや、歩行用詳細地図を収録。歩行用地図では全国約1000都市 10m縮尺の市街地図を収録し、階段や歩道橋、公園、駅構内を通るルートを設定できる。

　そのほか、付属の車載用専用吸盤スタンドを使うことでカーナビとしても利用でき、16GBのmicroSDHCカードに全国約1000都市の市街詳細地図、電話番号（タウンページ）データ約830万件、個人宅電話番号データ約1820万件分などを収録する。ワンセグチューナーも内蔵する。

　本体サイズは152×18.5×92mm（幅×奥行き×高さ）、重量は約250g。リチウムイオン電池を内蔵し、ナビゲーションの利用時間は約2時間40分（明るさ：センター/案内音量：中のとき）。省電力モードにすれば約6時間（明るさ：センター/案内音量：中/省電力モード：10秒/自動電源OFF：しない/10分に1回、10秒間操作したとき）利用できる。

■サイクルゴリラ CN-MC02L/CN-MC02D
　自転車をはじめ、クルマや徒歩での使用を想定したポータブルナビゲーション。

　従来型のユーザーからの要望が高かった「内蔵充電池の長寿命化」に対応し、リチウムイオン電池の容量を約50％増やしたことで、通常モード時での約6時間の連続使用を実現した。本体サイズは117.8×23×81mm（幅×奥行き×高さ）、重量は約235gで、4.3V型の液晶モニターを搭載し、JISの防水保護等級5級（IPX5相当）に準拠した防水仕様を採用する。

　速度、走行距離、走行時間、消費カロリーなど、サイクリングに便利な情報を表示するサイクリング機能を備える。消費カロリーはプロフィール（性別、年齢、体重）を入力することで、個人に見合った消費カロリーをリアルタイムに表示する。

　また自転車専用アプリを内蔵し、効率的なペダリングのトレーニングに使える「ケイデンス（ペダル回転数）メーカー」、走行ログの編集に便利な「走行ログマネージャー」、ラップタイムや区間距離を計測する「ストップウォッチ」機能を搭載する。

　そのほか、GPSログを利用して、ルート、速度、距離などの走行データを内蔵メモリー（またはSDカード）に保存でき、Googleマップ等の地図サイトにアップロードできる。

　カーナビとして利用することもでき、新東名高速道路に対応した2012年度版地図に加え、約1300エリアの市街詳細地図（スケール5m/12m/25m）、立体交差点拡大図、ハイウェイ分岐図、レーン看板表示などのデータを収録する。