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ロールス・ロイス、世界40台限定「アール・デコ・コレクション」を国内初公開
(2012/12/10 14:24)
コーンズ・モータースは12月7日、「ロールス・ロイス アール・デコ・コレクション」を施した「ファントム」と「ゴースト」を報道向けに公開した。
アール・デコ・コレクションは今年9月のパリ・モーターショーでワールドプレミアされた限定モデル。世界限定40台で、日本向けにはロールス・ロイス「ゴースト」、ロングホイールベース仕様となる「ゴースト EWB(エクステンデッド・ホイール・ベース)」、ロールス・ロイス「ファントム」の計3台が導入される。今回展示されたのは3台のうちゴーストとファントムの2台。
アール・デコ・コレクションは、20世紀初頭のアール・デコ様式にヒントを得てインテリアやエクステリアをデザインした特別仕様。ロールス・ロイスはオーダメードプログラム「ビスポーク・オプション」を用意しているが、そのオーダーメードに対応する職人たちが手がけたものとなる。
フロントグリルに光を放つオリジナルのスピリット・オブ・エクスタシーが配置され、アール・デコのテーマが描かれたコーチラインがサイドに描かれる。また、インテリアのピアノブラック・ウッドには、アール・デコ調の象嵌細工が施される。
デザインのこだわりのほか、国内に導入されるモデルには日本人の体型にフィットするようなインテリアのサイズとし、ドリンクホルダーを日本の飲み物の容器サイズに合わせて変更した。
ロールス・ロイスのアジア・パシフィック担当ゼネラルマネージャーのダン・バルマー氏は「ロールス・ロイスを完成させるのに60名の職人による手作業と2カ月の時間がかかるが、ビスポーク仕様は6カ月かかる」と特別なクルマであることを強調、「最高のテーラーメード」とした。
また、本国からは20年以上の木工経験を持つインテリア・トリム・プランナーのクレイグ・バウワー氏が来日、その場で星印の象嵌細工を作成してみせた。
ロールス・ロイス・ファントム
V型12気筒6.75リッターエンジン、新型8速ギアボックス、インテリジェントLEDヘッドライト、21インチアルミホイールを装備、リア・シアターコンフィギュレーションをはじめ数々の快適装備を搭載した。価格は5452万8700円。