独アウディ、「A3 スポーツバック e-tron」をジュネーブで公開

　独アウディは「A3 スポーツバック e-tron」をジュネーブ・モーターショー（プレスデー：3月5日、6日、一般公開日：3月7日～17日）で公開した。

　新型A3 スポーツバックをベースとするプラグイン・ハイブリッド車で、ECE規格の平均燃費は66.67km/Lとしている。

　110kW（150HP）、250Nmを発生する直列4気筒1.4リッター直噴ターボエンジンと、75kW、330Nmのモーターで、前輪を駆動する。システム総合出力は150kW（204HP）、350Nm。

　モーターは6速e-Sトロニックトランスミッション内部に置かれ、エンジンの回転数が低い領域でトルクを供給する。モーターのみ、エンジンのみ、エンジンとモーターのハイブリッドの、3つの走行モードを持つ。また、ドライバーがアクセルを緩めるとグライディング（滑走）モードとなり、エンジンやモーターの走行抵抗を排除して燃費を稼ぐ。

　駆動バッテリーは液冷式のリチウムイオン。リアシート下部に置かれ、280Lのトランクルーム容量を確保している。容量は8.8kWh。充電は、フロントグリルのアウディのエンブレム「フォーリングス」の後に収納されているケーブルで行い、3.6kWの充電器を使えば2時間半でフル充電できるとしている。

　航続距離は、モーターのみで最大50km、エンジン併用で940kmとしている。最高速度は222km/hだが、モーターのみでは130km/hとなる。