マツダ、「キャロル エコ」一部改良、燃費を33km/Lに

　マツダは軽自動車「キャロル エコ」「キャロル」を一部改良し、3月12日に発売した。

　両社とも、2WD車の重量を20kg軽くし、リアバンパー形状を変更することで空気抵抗を低減した。

　キャロル エコは減速エネルギー回生技術「エネチャージ」や、アイドリングストップ中にエアコンがオフになると、送風を蓄冷剤で冷風にして室温上昇を抑える「エコクール」を採用したほか、アイドリングストップの停止開始速度を9km/hから13km/hに変更した。また、燃費のよい運転をスピードメーターの照明色で表現する「エコドライブアシスト照明」と、運転終了時にエコドライブ度を100点満点で採点する「エコスコア」を装備した。

　さらに、エンジンのタイミングチェーン幅を狭めたことによる摩擦抵抗の軽減、CVTの変速制御の最適化、新開発タイヤによる転がり抵抗の低減などにより、FF車でJC08モード燃費33km/Lを実現した。全モデル、100％のエコカー減税の対象となる。

　このほか4WD車にヒーテッドドアミラーと運転席シートヒーターを標準装備したほか、全モデルで専用フロントグリルの一部と、バックドアを除くアウタードアハンドルをシルバーに塗装。内装色をベージュ基調からライトグレーとブラウンの組み合わせに変更した。ECO-Xはドアミラーをシルバーに塗装した。

キャロル エコ ECO-X

　キャロルはCVTの摩擦抵抗を低減したことなどから燃費が24km/Lに向上し、エコカー減税レベルが50％から75％になった。

キャロル GS