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TRD、CVTをステップATのように変速できる「CVTチューニングプラン」

エスティマ、アルファード/ヴェルファイアに対応

「CVTチューニングプラン」はエスティマ、アルファード/ヴェルファイアに対応
2013年3月8日発売

4万6200円(工賃込み)

 TRD(トヨタテクノクラフト)は3月8日、CVT(自動無段変速機)をステップATのように変速できる「CVTチューニングプラン」を発売した。対応車種はエスティマ(ACR50W/2012年4月~)、アルファード/ヴェルファイア(ANH20W/2008年4月~)の2.4リッターエンジン搭載車(2WD)で、価格はいずれも4万6200円(工賃込み)。

 ECUの書き換えによってMレンジの制御を変更し、ステップAT車のような変速を可能にするもの。Dレンジでは適用されない。

 この書き換えにより、走行状況に応じて「ギヤ段数モード」「走行モード」「アクセルレスポンスモード」から任意にモード切替が行えるようになる。

 ギヤ段数モードでは、7速マニュアル変速モード(通常のMモードと同様の制御)または6速自動変速モード、5速自動変速モードのいずれかのモード選択が可能。

 走行モード(6速/5速自動変速モード選択時)では、最適な回転数で自動変速する「ノーマルモード」、高い回転数まで加速して自動変速する「スポーツモード」、低い回転数で早めに自動変速を行う「エコモード」を設定する。

 アクセルレスポンスモードでは、よりレスポンスを向上させる「HIモード」、最適なレスポンスとなる「MIDモード」、よりレスポンスを抑えた「LOWモード」、標準車と同様のレスポンスとなる「純正相当」の4モードが用意される。

 また、CVT特有のエンジンブレーキの弱さを解消するため、6速/5速自動変速モードを選択した際、走行中にアクセルオフ状態でDレンジからMレンジにレバー操作を行うと、自動的にエンジンブレーキが掛かるギヤに自動シフトダウンする。さらに、Mレンジで走行中にアクセルペダルを急に戻した場合、ギヤを固定することでエンジンブレーキを発生させることができる。

 CVTチューニングプランの購入および取り付けについては、神奈川トヨタ「マスターワン」(神奈川県川崎市)、ネッツトヨタ群馬「G'SPICE」(群馬県渋川市)、ネッツトヨタ東埼玉「ブルーエリア」(埼玉県さいたま市)、ネッツトヨタ千葉「ネッツシュポルト」(千葉県千葉市)、ネッツトヨタ兵庫「ハーバーランド店」(兵庫県神戸市)、ネッツトヨタ岡山「ネッツイン倉敷」(岡山県倉敷市)の7店舗のみでの対応となる。

 なお、同製品はECUの書き換えを行うためソフトの更新(リコールなどを含む)は不可となるほか、標準車に比べて燃費が悪化する場合があるとしている。保証は書き換え後1年もしくは2万kmまで。

(編集部:小林 隆)