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トヨタ、プリウスの累計販売台数が300万台を突破

現行モデルは登場から4年で168万8000台を販売

発売から16年目で300万台の大台を突破したプリウス。現在は3代目モデルとなる
2013年7月3日発表

 トヨタ自動車は、全世界におけるプリウスの累計販売台数がこの6月末までに300万台を突破した(トヨタ調べ)と発表。これまでにもトヨタは、4月に同社ハイブリッドカーのグローバル販売台数が3月末で500万台を突破したと公表している。

 プリウスは1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車として誕生。2003年6月、2009年5月にフルモデルチェンジを図り、現在は3代目モデルとなっている。ちなみに、この3代目からはプリウスα、プリウスPHVなどの派生車種も登場して好調を維持しているが、今回の累計300万台突破にはカウントされていない。

 また、先進的なハイブリッド技術をさらに発展させ「もっといいクルマづくり」を推し進めるため、トヨタはプリウスを始めとしたハイブリッドカー開発に、2014年3月期で連結研究開発費を8900億円(前年同期比+10%)、単独研究開発費では7900億円(同+11%)を投入する見通しとしている。3代目は初代からハイブリッドシステムのコストを1/3に低減する一方で、燃費を28.0km/Lから38.0km/L(10・15モード走行燃費)に向上。3代目プリウスの開発に伴って1261件の新規特許を出願し、ラテン語で「先駆け」を意味するプリウスの名にふさわしいモデルとして進化を続けている。

(編集部:佐久間 秀)