写真で見るアウディ R8 4.2 FSI quattro

1717万円




 アウディ R8はミッドシップの4WDスーパースポーツで、同社のスポーツモデルの頂点に立つ。

 撮影したのは「R8 4.2 FSI quattro」。ドライサンプのV型8気筒4.2リッター直噴ガソリンエンジンは、最高出力309kW(420PS)、最大トルク430Nmを絞り出す。撮影した車両には「Rトロニック」と呼ばれる6速のシングルクラッチATが組み合わされており、コクピットのペダルは2つだけだ。先頃MTモデル(1617万円)が追加された。

 4431×1904×1249mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2650mmの車体はコンパクトとは言えないが、アルミ製のアウディ・スペース・フレーム(ASF)のおかげもあって重量は1565kgに止まる。

 パワーウェイトレシオ3.71kg/PS、最高速度301km/h、0-100km/hが4.6秒というスーパーカーで、エンジン音もエキサイティングだが、気むずかしさは感じられなかった。車高が低く、コクピットの後ろには長いエンジンベイがあるにもかかわらず、視界や取り回しはほかのスーパーカーに比べれば格段によい。

フロントとコクピット後方のラゲッジスペース。コクピット内だけでも2人が数日間の旅行をするには十分な荷物が積めそうだ
ホイールは19インチ。タイヤサイズは前235/35、後235/30100km/hを超えるとリアデッキの一部が持ち上がってスポイラーとなる
エンジンは外から見える
ペダルは2つ。シフトレバーを左に倒すとATモード

(編集部:田中真一郎、Photo:大浦タケシ)
2009年 3月 11日