写真で見るプジョー 308SW Griffe |
プジョーのラインアップではミドルレンジを担う308シリーズ。2008年9月に日本市場に投入されたSWは、リアのラゲッジスペースを拡大し、2人分のシートを搭載した3列シートの7人乗りモデルだ。3列目はあくまで補助席といった程度のもので、7人で長距離を移動するのはつらいが、緊急時には便利だろう。
あまりワゴンらしさを感じさせないスタイルとは裏腹に、自由度の高いシートアレンジでさまざまな使い方ができるのが308SWのハイライトだ。3列目、2列目シートを折りたたんで荷室を広げられるのは当然だが、これらのシートをすべて取り外してしてしまうこともできる。この状態の荷室容量は1736Lに及び、高さのあるものも積める。リアハッチはウインドウだけ開けることができるなど、ワゴンとしての使い勝手は非常によい。
ボディーサイズは4515×1820×1560mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2710mm。ミドルレンジのクルマとしては広い全幅が気になるが、実際に乗っていて車幅を意識する場面はあまりない。
エンジンは1.6リッターの直列4気筒ガソリン直噴ターボのみ。最高出力103kW(140PS)、最大トルク240Nm(24.5kgm)は1560kgの車体には十分以上の性能と言える。
308SWにはファブリック内装の「Premium」(339万円)と、本革仕様の「Griffe」が用意される。撮影したのはGriffeのほう。PremiumでもESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)や盗難防止アラーム、左右独立式オートエアコン、バックソナー、クルーズコントロール、雨滴感知オートワイパーなど十分以上の装備を持つが、Griffeには加えてディレクショナル・ヘッドランプ、フロントソナー、リバースギア連動チルト機能付きドアミラー、運転席電動シート(メモリー機能付き)、フロントシートヒーターなどが備わる。
(編集部:田中真一郎、Photo:大浦タケシ)
2009年 3月 12日