写真で見るBMW「7シリーズ」 |
1977年の初代7シリーズから数えて5代目となる最新の7シリーズ。前衛的と呼びたくなる外観の先代だったが、全体的なフォルムやイメージを引き継ぎつつ、落ち着いたディテールを与えることで、受け入れやすい雰囲気になった。
フラッグシップモデルらしく、ショーファードリブン向けのロングホイールベースモデルと、オーナードライバー向けのショートホイールベースモデルが用意される。サイズはショートモデルが5070×1900×1490mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3070mm。ロングモデルは全幅はそのままに、全長が5210に、全高が1485mmに、ホイールベースが3210mmになる。4WSシステムを備え、低速域では後輪を前輪と逆にステアすることで、取り回しをよくしている。
どちらのボディーにも、エンジンは直列6気筒 DOHC 3リッターとV型8気筒 DOHC 4.4リッターを用意。両エンジンとも直噴、パラレルツインターボと、環境に気遣った仕様。減速時のエネルギーをカーバッテリーに回生する機能も備える。海外では6リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する「760Li」も発表されているが、日本にはまだ導入されていない。
撮影した車両はロングボディー+V8の「750Li」と、ショートボディー+直6の「740i」。750Liは車両本体価格1330万円だが、撮影車両は本革内装をはじめとする約308万円分のオプションを装備している。740iは車両本体価格1010万円だが、撮影車両は約406万円分のオプションを装備している。
ショートボディーに直6エンジンを搭載した「740i」 | ||
ロングボディーにV8エンジンを搭載した「750Li」。740と750、ショートとロングでは外観の違いはエンブレムやボディの長さだけ | ||
750LiのV8 4.4リッターエンジン(左)と740iの直6 3リッターエンジン。どちらもツインターボで過給される |
(編集部:編集部:田中真一郎)
2009年 5月 11日