【第53回】西伊豆で獲れたて海の幸をいただくですの、の巻 |
2012年最初は西伊豆の海の幸をご紹介~! |
新年あけましておめでとうございます。2012年最初のグルメ隊は静岡県の西伊豆町。洞くつめぐりで知られる堂ヶ島や、美しい夕日が見られることで有名な黄金崎、人気のダイビングスポット安良里など、恵み豊かな駿河湾に面したこの町で、食べたいものといったらやっぱり海の幸!!! ということで、地元の方にも定評がある食事処「磯割烹 佳倉」を訪ねてみました~!
「わたくし西伊豆ってアクセスが不便で遠い印象があったんですが、いい車だとあっという間な感じがしますわね~」
「そうですね。このBMW 1シリーズって、運転していてすごく楽しい車ですよね。それに今日もいいお天気でよかったです」
自慢じゃありませんが今までのグルメ隊ロケ日の晴天率はなんと95%!(ゆきぴゅー調べ)。いかに日頃の行いがよいかがおわかりいただけるかと思います。
西伊豆町の「磯割烹 佳倉」。今年でちょうど20年目 | 「かぐら」と読みます | 「お魚料理だけでなくお肉のメニューもあるそうですよ」 |
いけすを囲むテーブル席 | こちらは広々としたお座敷 | ちらし定食、豪華ですわ~ |
さて、思わずアクセルを緩めちゃう絶景スポットが連続の海沿いドライブを経て、ちょうど開店時間の11時半に到着。さっそくお店の方にオススメを聞くと、
「やっぱりちらし定食が一番人気ですね。一品料理だと煮魚やかき揚げ、あとはとこぶしの蒸し煮なんてのも珍しいですよ」
「ちらし食べたい! とこぶし食べたいっ!」
「はいはい」
「じゃ、ひとつはちらし定食にして、もうひとつは『まご茶漬け』はどうですか。夜はお酒の後によく出ますけど、これもうちのオススメなんです」
ということでとこぶし、煮魚、まご茶漬け、ちらし定食に決定!
「ところでエイミー、まご茶漬けってどういうものでしたっけ?」
「お刺身をどんぶり飯にのせて、その上にダシ汁やお茶をかけて食べるんじゃなかったかな。たしか漁師料理だって聞いたことがありますよ」
人気の「ちらし定食」(茶碗蒸し付)は1,890円 | 新鮮なネタがぎっしり! どれから食べようかな~ | ちらし定食にはコーヒーかシャーベットのどちらかが付きます |
「とこぶし蒸し煮」(1,580円)。見た目そっくりなアワビとの違いは貝の穴の数なんだそう | この日の「煮魚」は金目。佳倉では下田沖のものが多いとのこと |
ちなみにまご茶漬けの「まご」とは、忙しい漁師さんがまごまごせずに食べられるとか、孫の代までおいしいとか諸説あるようです。伊豆半島沿岸域では郷土料理にもなっているんだとか。
で、そのまご茶漬け。ダシ汁が容器にたっぷり入って出てきてびっくり。佳倉では、アジのあらなどから取った出汁とお茶を混ぜて作るオリジナルのダシ汁がおいしいと評判なので、いつも多目に出しているんだそうです。
熱々のダシ汁を注いで、カツオの表面がさっと白くなったところをネギや生姜などの薬味と一緒にレンゲですくってまずはひとくち、
「おいひ~い!!!」
「いいダシ出てますね~」
こちらも人気メニュー「まご茶漬け」。たっぷり出てくるダシ汁がうれしい | ダシ汁を注ぎます。う~ん、いい香り |
まご茶漬けは1,050円。かき揚げや煮魚などの一品料理と一緒に注文する人が多いそう | 新鮮なカツオを使っているので生臭さはありません |
確かにこれは漁師さんが船上でお刺身にダシ汁を“ぶっかけて”“かっ込む”ようにして食べる漁師料理なのでしょう。佳倉ではカツオまたはアジのお刺身を使っていて、仕入れによっては「両方入れて!」っていうお願いも聞いてくださるそうですわよ。
この日の煮魚は金目でした。下田沖であがったものをあまり濃く煮付けず“さっと煮”してあるということで、金目の鮮やかな朱色が美しい1品。これを食べて思わず「白いご飯ください」と言いたくなるのはゆきぴゅーだけではないはず!
そして最後はちらし定食。イカ、タコ、鯵のたたき、甘エビ、イクラ、マグロ赤身、そして真鯛やスズキなどの白身系など10種類以上のネタが盛られていてそれはそれは豪華なんですの。ご飯をすくって気づいたのですが、ちらし寿司にはかかせない干椎茸の煮物が影で味を支えていて、これがまたいいいいアクセントになっていましたわ。
近海で揚がったばかりの地魚お刺身をはじめ、とこぶしや煮魚などの磯料理が質、ボリュームともに大満足のお店「佳倉」。思わず、「また来ま~す!」と言いながらお店を出たグルメ隊だったのでした。
佳倉から1.5kmのところあるゆきぴゅーオススメのこの場所、右上の建物は何だと思いますか? | 実は日帰り温泉「沢田公園露天風呂」なんですの | こんな断崖絶壁にあるんですの。夕日を観ながらの入浴が最高ですわよ~ |
磯割烹 佳倉
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科357-2
電話:0558-52-2001
営業時間:11時30分~14時30分(L.O.)
17時30分~20時30分(L.O.)
定休日:月曜日
駐車場あり(隣のスーパーと兼用)
2階には24名収容のお座敷席もあります
アクセス:東名沼津ICーから伊豆縦貫道、修善寺道路、国道136号経由で約70km、2時間ほど
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■■このクルマでドライブしました!■■ BMW「1シリーズ 120i」2代目になった1シリーズは、このセグメント唯一の後輪駆動レイアウトを堅持しつつ、パワートレーンを最新のダウンサイジングエンジンと8速ATに一新。伊豆のワインディングでは水を得た魚! |
■プロフィール
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)
2012年 1月 11日