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【SUPER GT 最終戦もてぎ】新型「N-BOX」ベースのModuloカスタマイズカー「N-BOX カスタム クールプレミアム」が大人気だったホンダブース
3代目モデューロスマイル 結城みいさんと、2代目モデューロスマイル 水村リアさんが解説
2017年12月7日 00:00
日本で最も人気のあるモータースポーツとして知られる「SUPER GT」。そのSUPER GTの2017年シーズン最終戦となる「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 MOTEGI GT GRAND FINAL」が11月11日~11月12日の2日間にわたってツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で開催された。
このSUPER GT最終戦にチャンピオン争いが、GT500クラス、GT300クラスともにもつれこみ、レースにおいては予選日から熱い戦いが繰り広げられた。そのため、予選日、決勝日ともツインリンクもてぎには多くの観客が集まり、秋のレースウィークを楽しんでいた。
レースにも注目が集まっていたが、多くの観客のお目当てとなっていたのがグランドスタンド裏に展示されたホンダやレクサス、日産などの市販車をベースとしたカスタマイズカーの展示。SUPER GT人気は実際に市販されているGTカーがバトルをすることにあるためか、市販車に対する注目度は高く、いずれのブースも多くの観客を集めていた。本記事では、ホンダブースを紹介していく。
ベストセラーカーだけに高い注目。新型「N-BOX」のカスタマイズカー「N-BOX カスタム クールプレミアム」
ホンダ車のカスタマイズパーツなどを手がけるホンダアクセスは、「Modulo(モデューロ)」のブランドで製品展開をしている。そのModuloパーツが多数装着された「N-BOX カスタム クールプレミアム」に注目する人が多かった。その理由として、ベースとなった新型「N-BOX」がベストセラーカーとなっており、今日本で一番注目されている軽自動車となっていることもあるだろう。
6年振りにフルモデルチェンジした新型「N-BOX」は、安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載し、1カ月の累計受注台数が5万2000台を超えるなど大ヒット。ホンダアクセスは、新型「N-BOX」をブラッククロームメッキのグリル、15インチのアルミホイール、ドアミラーカバーなどでクールに仕上げ、インテリアまわりも大型ルーフコンソールやシートカバー、スポーツペダルでノーマルとは異なったテイストに。さらに、ハンズフリースライドドアやドラレコあんしんパッケージなどの便利&安心装備も加わっている。
来場者の動向を見ていると、外観もそうだが室内の装備を気にしている人が多いのが印象的だった。
このModuloパーツによるカスタマイズカー「N-BOX カスタム クールプレミアム」を解説していたのが、3代目モデューロスマイル 結城みいさんと、2代目モデューロスマイル 水村リアさん。2人+司会者でかけあいつつ、N-BOX カスタム クールプレミアムの注目ポイントを分かりやすく伝えていた。
SUPER GTだけあって、注目する人の多かった「シビック TYPE R」
SUPER GTに訪れる人たちだけあって、レーシングスピリットあふれる「シビック TYPE R」の人気も高かった。「より意のままに、より速く」を追求した新型「シビック TYPE R」は、デビュー直前の開発車両テストにおいてニュルブルクリンク北コースのFFモデル最速ラップタイムを更新。速さはすでに証明されている。
このツインリンクもてぎに展示された新型「シビック TYPE R」は、Moduloパーツのアルミホイールによって足まわりを引き締め、オートクレーブ成形のリアルカーボンテールゲートスポイラーがTypeRの個性を主張。レッドのフロントグリルガーニッシュ、ドアミラーカバーによって外観に見た目のアクセントを追加している。
派手ではないが、明らかにノーマルと異なる雰囲気を醸し出しており、ホンダレーシングのイメージカラーである白と赤が強調されるものとなっていた。
このレッドのフロントグリルガーニッシュはとくに来場者の目を引いた部分で、それをきっかけに普通のシビック TYPE Rとの違いを発見。Moduloパーツの質問をする人もいたようだ。
また、このホンダブースには、世界でも台数が少ない「NSX GT3」や、東京オートサロン 2017に出展され好評を博したN Lab.量産検討モデル「S660 Neo Classic Prototype」も展示され、数多くの来場者が記念写真を撮っていた。
ModuloパーツにおけるSUPER GTの戦い
ホンダアクセスはModuloパーツをSUPER GTで戦う「NSX-GT」へも供給。 64号車 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組)、100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)がModuloホイールを装着して2017年シーズンを戦い抜いた。
シーズンを通してみると、NSX-GT勢は前半戦の出遅れが響き最終戦でチャンピオンを争う状況に持ち込めなかったが、64号車 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組)は最後の鈴鹿1000kmとなった第6戦で優勝。中嶋悟総監督に10年振りの優勝をもたらした。また、100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)は優勝こそなかったものの年間ランキング7位とホンダ勢最上位を獲得。コンスタントに上位に食い込む強さが結果に現われた。
とくに最後の鈴鹿1000kmとなった第6戦で優勝した64号車 Epson Modulo NSX-GTは、歴史にその名を刻み、このチームに今シーズン移籍してきた松浦孝亮選手は、1000kmの優勝がシーズンを通してみると強く印象に残ったとのこと。また、中嶋悟総監督も、2016年シーズンと比べると遥かに大量のポイントを獲得し、近年では最良のシーズンとなった。ホンダファンにとっても、SUPER GTファンにとってもインパクトのある戦いができた年になったと言える。
パーツがすべての性能を決めるわけではないが、パーツを1つ交換するだけで今までと違ったクルマになるもの事実。レーシングの世界で戦い抜く実績を持つModuloパーツは、機能性についての信頼は高い。新型「N-BOX」、新型「シビック TYPE R」のオーナーはもちろん、これからホンダ車を購入対象としている人は、アクセサリパーツカタログでModuloパーツの魅力を確認していただきたい。