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富士ヶ嶺オフロードにパジェロファン集結。三菱自動車の交流イベント「パジェロファンミーティング2019」レポート
大自然に触れられる「スターキャンプ2019」は7月、9月にも開催
- 提供:
- 三菱自動車工業株式会社
2019年5月30日 00:00
- 2019年5月25日~26日 開催
パジェロファンが待ち焦がれた「パジェロファンミーティング2019」
三菱自動車工業は5月25日~26日、「パジェロファンミーティング2019」を富士ヶ嶺オフロード(山梨県富士河口湖町富士ヶ嶺)で開催した。参加費は2000円。
三菱自動車主催の「パジェロ」オーナーを集めたファンミーティングとしては初開催となる今回のパジェロファンミーティング。パジェロオーナー限定で特設サイトから参加者を募集し、抽選で決まった36組104名(25日参加者19組57名、26日参加者17組47名)が、特設のオフロードコースの走行体験や増岡浩選手が運転するパジェロの同乗体験などを楽しんだ。
両日ともに終日天候に恵まれた週末、初日の様子をレポートする。
会場内では、8月で国内販売向けの生産を終了する発表と同時に発売となった限定車「パジェロ FINAL EDITION」を展示。同限定車は「EXCEED」をベースに、エクステリアでは「ルーフレール」と「電動ロングサンルーフ」、インテリアでは「本革シート」などの装備が与えられるとともに、リアデフロックと寒冷地仕様も標準装備化。
購入者には「ご成約プレゼント」として、「FINAL EDITION」のロゴ&シリアルナンバーが刻印された「イルミネーション付スカッフプレート」、シリアルナンバー入りの「オリジナルウォッチ」「オリジナルステッカー」がプレゼントされる。販売台数は700台だがまだ若干数残っているようなので、気になった方は早めにチェックしてほしい。なお、国内向けパジェロの販売終了後も、海外市場向けのパジェロや「パジェロスポーツ」は引き続き販売していくとのこと。
もう1台、会場では同乗体験用にパジェロ SUPER EXCEEDが用意されていた。こちらは現行モデルで最も豪華な装備が施されたグレードとなる。
ファンミーティングのオープニングでは、三菱自動車工業 商品戦略本部 チーフ・プロダクト・スペシャリスト(C&D-seg)の鴛海尚弥氏があいさつを行ない、「パジェロ、デリカ、アウトランダーの商品企画を取りまとめています。入社後初めて買ったクルマは2代目パジェロ、ショートボディのMTです。以降、3代目~4代目パジェロへと乗り継いできたパジェロユーザーでもあります。これまでWRCなどモータースポーツも担当していましたので、ラリーカーやパジェロのことは何でもご質問ください。昨日、コースをチェックしましたが、アグレッシブで楽しめるように仕上がっています。“これがパジェロの性能”だと感じていただけるコース設定になっています。1日楽しんでください」とコメント。その後もユーザーと積極的に交流した。
また、イベントの合間には「激走」と題したラリードライバー 増岡浩氏のトークショーも開催され、1983年に三菱自動車が初参戦したところから始まったダカールラリーの戦歴を振り返り、これまでの華々しい戦歴とさまざまな逸話を紹介。今もパジェロが130か国に輸出されていて、必要としている人々が世界中にいること、岐阜のパジェロ製造で作られる際、赤道直下から北極での使用を想定した-50℃~50℃までの過酷な状況を作り出して車両テストをしていることなど、パジェロについて解説。
加えて増岡氏からは、今後出るかもしれない次期パジェロへの要望として「走って楽しい」「より加速の楽しめるエンジン+モーター」といったポイントを挙げていた。それらを踏まえ、「パジェロは三菱自動車の頂点にいるべきクルマ。もしも、今後ダカールラリーを走るならモーター搭載車で走りたい。最後は電気で制覇するのが大きな夢」と力強く語った。
さて、パジェロファンミーティングではオフロード走行ができ、「自走コース」「同乗コース」という2コースが用意された。
自走コースでは、極低速コースを自身のドライブで走行。凸凹が交互に作られたいわゆる「モーグル」のエリアや、すり鉢状のエリアをトライすることができ、すり鉢状のエリアではコース取りによっては車内でかなりの角度で傾く感じが体験できる。かなり傾くと言っても30度も傾いていないので、パジェロは余裕でクリアしていく。
実際の走行前に、増岡選手の走行を周囲で見学しながら、レクチャーを受けてから走行する。コース内は基本的に、センターデフロックモードの「LO(ローギヤ直結4WD)」である「4LLc」で走行するのが推奨されていた。
また、増岡選手がドライブするパジェロ SUPER EXCEEDに同乗できた「同乗コース」では、速度レンジが高い場所とともに、岩場を含めた高低差の大きなコースも体験できていた。
ミーティング後半には、増岡選手が激しいデモ走行を披露する場面もあり、来場者は土埃を浴びながらも拍手喝采して、華麗な走りに見入っていた。パジェロの走行性能の高さが垣間見れる、アグレッシブなデモ走行だった。
増岡選手との同乗体験で、参加者が「ジェットコースターに乗っているみたい!」と感嘆の声を上げていたのがとても印象的だった。また、皆一様にパジェロの国内販売がなくなってしまうことをしきりに残念がっていた。とにかく「パジェロ」という本格的SUVの火をなくさないでほしい、「デリカではなくパジェロでなくては」という熱い声が多かった。PHEV(プラグインハイブリッド)といった新しい姿も含め、新モデルの登場を心待ちにしたい。
「スターキャンプ2019 in 朝霧高原」がふもとっぱらキャンプ場で開催
パジェロファンミーティングと同じ日程の5月25日~26日に、静岡県富士宮市のふもとっぱらキャンプ場で「スターキャンプ2019 in 朝霧高原」も開催されたので、合わせてレポートしよう。
「スターキャンプ」は、三菱自動車が主催するオートキャンプを通じて自然の大切さを学び、家族や仲間との絆を深めながら自然に親しむことを目的とした、近年恒例となっているオートキャンプイベント。参加費は5000円/組。2019年は全国3会場で開催する予定で、今回が2019年の初回開催となる。
イベントでは、45度の急斜面などをプロドライバーの運転で同乗試乗する「4WD登坂キット同乗体験」をはじめ、「三菱SUV展示」「三菱SUVオフロード試乗会」「三菱SUV試乗会」が行なわれ、横浜ゴムもブースを構えた。また、三菱自動車アンバサダーを務めるアルピニスト・野口健さんの「Specialトークショー」、夜の「キャンプファイヤー&Specialライブ」では、活動休止中の「レミオロメン」でボーカル兼ギターを担当していた藤巻亮太さんのライブが楽しめるなど、盛りだくさん。
ほかにも、登山アプリ「YAMAP」とタイアップして近隣を歩く「初心者トレッキングツアー」をはじめ、「スポーツクライミング」「アウトドアクッキングワークショップ」「モノづくりワークショップ」「丸太切り体験」「朝ヨガ」など、体験型プログラムや子供も楽しめるワークショップが多数開催されていた。
また、会場内には新型軽ハイトワゴン「eKクロス」のTV-CMに出演するタレント 竹内涼真さんのラッピングを施した車両も展示されていた。これは当日(5月25日)より開始された全国キャラバン用の車両で、9月8日まで全国のイベントなどで展示されるとともに、市街地をキャラバン走行する。
キャンプ当日は、「SUVオフロード試乗会」の会場となっていたふもとっぱらキャンプ場との間を、先導車に付いていく形で3台のeKクロスに参加者が試乗していた。
今後の新型軽ハイトワゴン「eKクロス」全国キャラバンの予定
6月1日~2日:名古屋(中京テレビまつり2019)
6月8日~9日:大阪市内
6月15日~16日:広島市内
6月29日~30日:福岡市内
7月13日~14日:松山市内
7月27日~28日:秋田市内
8月3日~4日:福井市内
8月24日~25日:札幌市内
9月7日~8日:スターキャンプ2019 in吹上高原(予定)
なお、参加者には特典として全員にスターキャンプ2019の青いオリジナルTシャツを配布。また、オリジナルグッズとして「スポーク(1500円)」「カッティングボード(2000円)」「タオル(1500円)」も販売されていた。
実際に取材陣もスターキャンプに交ぜていただいたが、普段なかなか触れる機会がない大自然の中でテント泊やバーベキューを大いに楽しませていただいた。気の合う仲間や家族とともにスターキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか。
この後、滋賀県高島市のマキノ高原キャンプ場で「スターキャンプ 2019 in マキノ高原」が7月27日~28日(受付期間:5月7日~6月10日)に、宮城県大崎市の吹上高原キャンプ場で「スターキャンプ 2019 in 吹上高原」が9月7日~8日(受付期間:6月24日~7月29日)に開催を予定している。募集組数は各250組で、応募多数の場合は抽選となる。