トピック

ドリフトレーサーの下田紗弥加さん、第12世代 インテル Core プロセッサー搭載の最高峰PCレーシングシミュレータを体験

単走や追走に加え、VR走行もラグなく思いのままに

D1 GRAND PRIXに参戦している下田紗弥加さん。くるくるサヤカさんとしても知られ、ドリフトテクニックも抜群。第12世代 インテル Core プロセッサー搭載の最高峰PCレーシングシミュレータを体験してもらった

グリップ走行だけでなく、ドリフト走行にも活躍する第12世代 インテル Core プロセッサー搭載PCレーシングシミュレータ

 カーレースの世界ではシミュレータの有効性がすでに実証されている。カーライフシミュレータのグランツーリスモで実績を積み、その後リアルレースでも活躍する選手が現われ始めていることをご存じの人もいるだろう。国内外を転戦しているような一線級のプロレーサーやレースチームが、普段のトレーニングにシミュレータを取り入れている例も少なくない。

 でもそれは、あくまでもグリップ走行が基本となるカーレースだけなのでは、と考える人もいるだろう。ドリフト走行が主体のレースにシミュレータを活用するのは難しいのでは、と。筆者を含め、昔ながらの「レースゲーム」を見てきた世代は、タイヤを横滑りさせたときの不自然な挙動が印象に残っているだけに、そういう思い込みは強いのかもしれない。

 しかし、今やその考えは明らかに時代遅れのようだ。2022年のD1グランプリシリーズに参戦するドリフトレーサーの下田紗弥加さんは、2年ほど前から自宅にPCベースのシミュレータ環境を設置し、ドリフト走行の練習に日夜活用しているという。さらには2022年5月、東京都調布市にドリフト走行を中心としたPCレーシングシミュレータのショールーム「GAYA FACTORY」も誕生。ドリフトの世界においても、シミュレータは有用なツールとして認識され始めている。

 そんなオープンから間もない「GAYA FACTORY」に、下田紗弥加さんが来店。最新の第12世代 インテル Core プロセッサーを搭載し、現時点で考えうるほぼ最高スペックのPCシミュレーション環境でドリフト走行を体験した。プロのドリフトレーサーは、最高峰のシミュレータをどう評価するのだろうか。

GAYA FACTORYが誇る最新レーシングシミュレータを動画でチェック!下田さんが試乗します
4画面マルチモニタの第12世代 インテル Core プロセッサー搭載レーシングシミュレータ。PCとしては、ドスパラがプロデュースするゲーミングパソコン「GALLERIA(ガレリア)」が全面的に導入されている
ゲーミングパソコン「GALLERIA(ガレリア)」に搭載されている。第12世代 インテル Core プロセッサー

数百円で最新・最高のシミュレータを試せる「GAYA FACTORY」

紗弥加さんの横にあるのがゲーミングパソコン「GALLERIA(ガレリア)」。速度や動作の安定性にほれ込んで使用しているとのこと。カスタマイズもいろいろ行なっているため、ベースの信頼性が大切

 はじめにショールームの「GAYA FACTORY」と、そこに設置されているPCレーシングシミュレータについて紹介しておこう。

 このGAYA FACTORY、もともとはシミュレータの環境やデバイスの使い勝手などを紹介するYouTubeのチャンネルが発端。レースゲームやシミュレータを使って場所や時間を気にせず思う存分走り込みたい、という運営元やレーサー、あるいはレースファンの人たちが、夜な夜なDiscord(ゲームプレーヤー向けのチャットサービス)に集まり、オンラインでレースに興じていたりもする。

 そうした活動が可能になった要因は、言うまでもなく近年のPCカーレースゲーム、PCカーシミュレータの著しい進化だ。リアルなグラフィックスで実車と遜色のない挙動を再現できるようになり、指先で操作するゲームパッドで気軽に遊べるだけでなく、専用のステアリングコントローラ(ハンコン)やペダルを追加して、実車感のあるより本格的な走行環境を室内に作り上げることも可能になった。

 事故や違反のリスクなく、レースカーよりはずっと低コストで、好きなときに好きなだけドライブできるシミュレータ。それをより多くの人に体験して楽しさを知ってもらい、引いてはリアルのカーレース市場の活性化に貢献したい、という思いからオープンしたのが、ショールームとしてのGAYA FACTORYだという。

 10分間100円~500円という格安料金で、誰もが訪れて最先端のシミュレータ環境に触れられるのは、日本全国を探してもおそらくここにしかない。リアルのレース活動に本気で取り組んでいる人に対しては、シミュレータ環境の導入相談にも乗っているとのことだ。

 GAYA FACTORYがあるのは、京王線つつじヶ丘駅から徒歩数分のマンションの一室。GAYA FACTORYのショールーム協賛は、パソコン販売大手のドスパラがプロデュースするゲーミングパソコン「GALLERIA(ガレリア)」となっていて、近年eモータースポーツに強くコミットしているインテル製の高性能プロセッサーを搭載した「GALLERIA」シリーズを全面的に導入している。

 ショールームの立ち上げ・運営については「GALLERIA」と、名古屋を拠点にオリジナルのシミュレータ用コクピットを製造し、エンタメ施設や国内外のレースチームなどにも供給している「TSK」が協力している。

 室内にはエントリー向けからハイエンドまで、複数のシミュレータがところ狭しと並べられ、見たり、触れたり、実際に乗り込んで試したりできる。それらのなかでも特に注目なのが、最新の第12世代 インテル Core プロセッサーのハイエンドモデル「Core i9-12900K」搭載PCを軸とした2台のPCレーシングシミュレータだ。

 2台とも、第12世代 インテル Core i9-12900K(3.20~5.30GHz、16コア・24スレッド)に、グラフィックス描画を担当するGPUとしてNVIDIA GeForce RTX3090を搭載した、いずれも現時点で選択できる最高レベルのパーツを装備したデスクトップパソコンだ。これと組み合わされるのは、シミュレータ用レーシングコクピットとして有名なTrak Racerのハイエンドモデル「TR160」と、TSKの「Transcube Pro」。特に後者は走行状態に合わせてシート自体が傾く可動型筐体で、GAYA FACTORY向けの特製モデルとなっている。

 コクピットには4画面マルチモニタや大型ウルトラワイドモニタが取り付けられ、ハンコン、ハンドブレーキ、シフト、ペダル類ももちろん装着されている。ハンコンやペダルなどは、GAYA FACTORYが独自のノウハウをもとに実車に限りなく近いフィーリングが得られるようカスタマイズ済み。サーキット用のスポーツカーやレースカーというよりは、ドリフトレースに使われる市販車に寄せた乗車姿勢と操作性にこだわっているのがポイントだ。

 使用しているカーシミュレータは「Assetto Corsa(アセットコルサ)」。PCレースゲームとして世界的に人気のソフトで、ハンコンをはじめとする周辺機器の対応範囲の幅広さに加え、ソフト自体の動きや品質を自在に変えられるMODと呼ばれる仕組みへの対応など、柔軟な拡張性をもつ。それらの機能を活かすことにより、プロレーサーをも満足させるような本格シミュレータ環境を構築できるのだ。

 GAYA FACTORYではMODを多数活用し、場合によっては独自のMODまで適用して、経験に基づいて細かなパラメータ調整も加えることで、より実車両らしい味付けを施している。ハードウェアからソフトウェアまで、細部にわたってスペシャルな究極のシミュレータ環境に仕上がっていると言えるだろう。

「自宅の環境よりレスポンスがいいし、ステアリングからのフィードバックにも違和感がない」と、第12世代 インテル Core プロセッサーの高性能を実感する紗弥加さん

体験し始めてすぐに感覚をアジャストしていく紗弥加さん。サイドをどかんと引いてきっかけを作り、ステアリングホイールを飛ばすように回す。パラメータセッティングは主にステアリングまわりにこだわって何度も試走し、自分の感覚に合わせていった

 この究極のシミュレータ環境が実際のところどこまでリアルなのか、プロのドリフトレーサーである下田紗弥加さんに試していただいた。実車で走行するときと同じレーシングスーツに身を包んだ下田さんは、まず4画面マルチモニタのTR160のシートに、感動の声を上げながら身体を滑り込ませる。

 普段からシミュレータ環境に触れており、同様のマルチモニタ環境で練習しているそうだが、それでも筐体の大きさやシートが異なるうえ、各部操作系統にはGAYA FACTORYならではのカスタムが施されている。何より、最新の第12世代 インテル Core プロセッサー搭載ハイエンドパソコンということで、期待が高まるのも仕方のないところだろう。

 最初は、ドリフトレースに使っている自身の車両のフィーリングに合わせるため、確認がてらの試走へ。多くの人が試すショールームの筐体ということで、ステアリング、シフト、ハンドブレーキなどの種類、ポジションは下田さんの車両とは微妙に異なる。安定したドリフト走行には繊細な操作が要求されるだろうし、ましてやシミュレータということでリアルとは間違いなく差があるはず。ある程度慣れないとまともに走れないのでは……という筆者の予想は完全に外れた。

 コースイン後、エンジンがいきなりうなりを上げたかと思うと、1周目から早速スキール音をギンギンに軋らせドリフトする下田さん。素早いハンドルさばきとハンドブレーキ操作でミニサーキットのコーナーを白煙を上げながら次々クリアしていく。微細な感覚の違いでコースアウトしてしまうときもあったが、ドライバーの操作とシミュレータ上の車両の動きをそこまでシンクロさせるには、実車と同様の操作感と挙動になっていなければ達成しえないだろう。シミュレータでドリフト走行は難しいのでは、という筆者の先入観は開始早々に打ち砕かれた。

 最初は操作系統の調整のための試走だったこともあり、「ステアリングが軽い感じで、伝わってくる情報も(実車より)少ない」とコメントした下田さん。しかしながら「自宅の環境よりレスポンスがいいし、ステアリングからのフィードバックにも違和感がない」とも話し、早速パソコンの処理能力の高さを実感している様子だった。その後、下田さんが細かな調整を要望し、それにGAYA FACTORYのスタッフが的確に対応して試走を続けること数分、ドリフトの完成度はますます高まっていく……。

 下田さんが語っていた「レスポンス」は、入力操作が画面に反映されるまでの反応の速さを意味する。ステアリングやペダルなどから送られる信号が処理され、それによる車両挙動のシミュレートの結果がグラフィックス描画を通じて目に見えるまでの時間、ということだ。その時間が短いということは、操作による入力信号を遅滞なく処理し、そこから導かれる車両の動きを瞬時に計算したうえで、高いリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)で即座に視覚化しているということ。当然ながらそれだけの高い処理能力をパソコンが備えていることになる。

今回使用したドリフトコースの画面。ステアリングの向こうに広がるグラフィックスはリアルそのもの。それがマルチ画面でスムーズに動く

 下田さんがパソコンの処理性能の高さを実感したのはそれだけではなかった。映像情報がドライバーの主な判断軸になるシミュレータでは、二次元の平面を通して見ていることもあって、少なからず感覚のズレが生じてしまう。たとえば「アクセルの踏み込みの程度と、クルマの進む距離が一致しなかったりします。ドリフトではタイヤを過空転させながら走る分、一層その感覚のズレは大きくなりやすいんです」と下田さん。ところが、今回のシミュレータでは「その誤差がかなり縮まっています。このくらい踏めばこれくらい進む、という感覚が自分の知っているものに近いですね」とのこと。

 このあたりも、やはりシミュレータの第12世代 インテル Core プロセッサーの高速処理、滑らかなグラフィックス描画があってこそだろう。もちろん、グラフィックス描画をメインに担当するのは今の時代はGPUではあるものの、プロセッサーが影響する部分も決して小さくはない。シミュレータでは現実世界と同じ法則を再現するため大量の物理演算も同時に行なう必要があり、それはプロセッサー側の処理能力の高さに大きく左右されるところもある。第12世代 インテル Core プロセッサーと、そこに組み合わせるGPUのバランスがうまく取れていなければ、結果的にスムーズなグラフィックス描画にはならないのだ。

 初めてコースインした直後から実車のように自在にコントロールできていたのも、おそらくはそうしたパフォーマンスの高さからくる視覚情報の再現性の正確さが要因の1つになっていたに違いない。下田さんは、「いつも使っている自宅のシミュレータですら、初めのうちは身体の慣らしがいるんですよね。でもこれは、ポンと乗り込んで走り始めるところから自然でした」と振り返る。

「ミリ単位で操作できる」と、ドリフトレースの醍醐味「追走」をVR体験

VRヘッドセットと、TSK製の可動型筐体「Transcube Pro」で追走に挑む紗弥加さん。こちらはすぐに自分のドリフト感覚とアジャストできた模様。ミリ単位での追走を行なっていた

 そして下田さんが次に挑んだのが、TSK製の可動型筐体のコクピットTranscube Proと、VRヘッドセット「Meta Quest 2」を用いた、言うまでもなく最高峰中の最高峰となるシミュレータだ。

 可動筐体ではないシミュレータでは、VRヘッドセットをかぶると視覚と身体の感覚との齟齬からいわゆるVR酔いになってしまいがちだが、可動筐体であればそういう問題が発生しにくいというメリットもある。とはいえ、シートが傾くことで身体にかかるGを仮想的に再現していることもあり、実車と全く同じ感覚になるというわけではない。

 そのため、下田さんも慣れるのに少し時間がかかっていたようだが、10~15分程度走行しているうちに、次第に全力全開の美しいドリフトを描き始める。モニタでプレーしていた先ほどよりも、現実感のある世界で繊細に情報を受け取れることから、「ミリ単位で操作できる」と夢中になってアクセルをブリッピングしてドリフト量を確認する。

 すっかり慣れたところでオンラインで2台同時走行できるようにし、先ほど乗っていたシミュレータをGAYA FACTORYのスタッフがドライブして、同じコース上で「追走」をスタート。2台のクルマが互いにギリギリまで接近し、ドリフトで並走しながらコーナーをクリアしていく、レースやイベントでよく見るあのシーンの再現だ。

 シミュレータ上で下田さんらが繰り広げたドリフトの共演。車体がぶつかりそうでぶつからない、わずかな隙間をキープしながらドリフトする様は、筆者から見てリアルのそれと全く同じ。シミュレータで現実と同じドリフト走行が可能という事実にも驚かされたが、それこそ「ミリ単位」での制御が求められ、車体の挙動にわずかでも不自然さがあれば破綻してしまう追走さえも難なくこなせることに、シミュレータのポテンシャルの高さを改めて感じた。

 この追走を行なうにあたり、インターネット上にサーバーを用意し、サーバーを介してリアルタイムに情報をやりとりする必要があることから、通信処理にも少なくない負荷が発生する。操作に対する遅延や、相手車両の描画の遅れなどがほんの少し発生するだけでも、このような追走は不可能だろう。にもかかわらず、一切の遅延や処理落ちなくドリフト走行できているのは、やはり第12世代 インテル Core プロセッサーのおかげであると言うほかない。

 数十分もの間、休みなしにドリフトで追走し続けた下田さんが、汗だくになりながらも満足顔でシミュレータを降りてきた。「VRはまさに実車ですね。相手車両との距離感も、これくらいだろうなというのがはっきり分かります。実車で練習しているのと同じリアルさ」と言い、「とにかくラグがない。操作したらすぐにレスポンスが返ってくる。コース脇の草が風にそよぐ様子も見えるほど映像はきれいですし、それらをいっぺんに制御してくれるパソコンの実力を感じますね」と興奮気味に話した。

GAYA FACTORYでは「周辺機器との相性のよさや安定稼働の面からも、経験上インテルのプロセッサー以外は考えられない」

 今回下田さんに試していただいたシミュレーション環境は、個々のパーツどれをとってもハイエンド、最先端のもの。独自に高精細化したVRヘッドセットのグラフィックス描画、あるいはマルチモニタ出力、ステアリングへのフィードバックに可動型筐体の動作など、さまざまな入出力処理を同時に、高精度に行なうには、こうしたハイスペックなパソコンが不可欠だとGAYA FACTORYでは考えているとのことだ。

 たとえば縁石に車体が乗り上げたときの感覚は、画面上のグラフィックスだけでなく、ステアリングと可動型筐体のシートにも伝わってくることになる。しかし、パソコンの性能が低ければそのフィードバックの解像度は粗いものになり、レスポンスが遅れる、もしくはレスポンス自体なくなる可能性がある。映像が期待されるほどには揺れず視覚的に違和感を覚えるかもしれないし、ステアリングやシートへのフィードバックが不足気味と感じるかもしれない。あるいは映像と振動が正確に同期せず、ちぐはぐな挙動を示すかもしれない。身体に伝わる感覚が実車と大きく異なるものになってしまえば、そもそも練習には使えないだろう。

 実車代わりにシミュレータを利用する以上、リアルと同じ感覚をいかに再現するかは最重要課題。それには正確な挙動を実現するハードウェアが必要であり、それらを高精度に動作させるパソコンが必須だ。

 第12世代 インテル Core プロセッサーは、まさしくそうしたシミュレーション環境に求められる性能を十二分に備えている、とGAYA FACTORY。周辺機器との相性のよさや安定稼働の面からも、経験上インテルのプロセッサー以外は考えられないとも話す。

 また、近年のインテル Core プロセッサーがサポートしているThunderbolt 4(USB Type-Cポート)という高速な外部インターフェースが利用できることも、シミュレーション環境には大きなメリットになっているようだ。

 たとえばVRヘッドセットは内蔵バッテリで動作するため、長時間の動作には電力供給が欠かせない。そのうえで高精細なVR映像の安定した表示には、パソコンからの有線による映像出力も必要だ。Thunderbolt 4が使えるパソコンであれば、Type-Cのケーブルを使ってVRヘッドセットに1本接続するだけで、電力供給と映像出力の両方を兼ねられ、手間やトラブル要因を減らすことができるのだという。

 とはいえ、すべてをハイエンドにしなければシミュレータとして楽しめない、というわけではないとも付け加える。グラフィックスのクオリティを抑えることでプロセッサーやGPUは低いスペックのものでも問題なく動作でき、Assetto Corsaのプレーのみが目的であればメモリも16GBでお釣りがくるほどだという。ハンコンやコクピットも、さまざまな性能・価格帯のものをラインアップしており、数万円のハンコンを用意するだけでゲームパッドのみでプレーするより段違いに楽しめるとのこと。実際、GAYA FACTORYのショールームではローエンドなパソコンを組み合わせたエントリー向けのシミュレーション環境も展示している。

魅せるドリフト走行を追求するうえでもシミュレータは有用

すべてのシミュレータを試していただいて、その感想を紗弥加さんに聞く

 レーサーがシミュレータを使う目的は、あくまでもトレーニングだ。トラブル対応などで「余計な苦労をしたくない」と考えるGAYA FACTORYにとって、シミュレータとして必要十分以上の性能を備えているのと同時に、従来世代のプロセッサーと同様安定した信頼性の高いシステムも実現する第12世代 インテル Core プロセッサーは、待望のアイテムだった。

「ドリフトレースは、カッコいい走りで、見ている人に楽しんでもらえることが一番なんです。シミュレータにはリプレイ機能もあるので、自分の走りが外からどう見えるのかを客観視でき、魅せる走りを追求するうえでも役立ちます」と、シミュレータのもう1つの利点を挙げる下田さん。自宅環境へのVRの導入など、さらなるシミュレータの活用でリアルレースでの活躍を誓ってくれた。

 彼女のように本気で世界を戦っていくプロレーサーが活躍していくために、今やシミュレータはなくてはならない存在だ。第12世代 インテル Coreプロセッサーが、それを強力に支えていくことも間違いないだろう。

第12世代 インテル Core プロセッサーのロゴ。速度と信頼性に優れたプロセッサーとして知られる
アセットコルサ

GAYA FACTORY
https://www.youtube.com/c/GAYAFACTORYChannel
〒182-0006
東京都調布市西つつじケ丘3丁目29-5 川嶋屋ビル2F(最寄り駅=京王線:つつじヶ丘駅(北口)徒歩7分)

Photo:若林直樹