ジウジアーロのコンセプトカー「マセラッティ・ブーメラン」(1972年)のデザインテーマを量産車に応用したのが初代シロッコ(右)と説明した。初代シロッコは実用性も人気の要因だった(右)。
ところでフォルクスワーゲンのクーペは、2代目と3代目のシロッコの間に「コラード」というのがあった。なぜ3代目の先祖としてコラードの名が出てこないのかとミント氏に尋ねたところと「コラードはボディーもエンジンも大きすぎ、値段も高かったので、シロッコほど受け入れられなかった。この新型車にシロッコの名を復活させたのは、コラードからダウンサイジングしたという意味でもある。コラードを復活させるつもりはない」とのこと