自社製品用の原料液はリサイクル品ではなく、化学製品を製造する工場から仕入れたものを使用。化学品の製造過程では用途ごとにさまざまな物質を抽出するが、ブレーキフルードの製造で必要になるグリコール系液剤は、ほかの物質を抽出したあと残りからも取り出すことができる。この状態の原料は需要が低いため価格も安く、谷川油化ではこれを仕入れて蒸留塔でグリコール系液剤を抽出。安い原料を使って自社で抽出することでコストを下げ、製品価格を抑えることに成功している