編集後記
2013年11月22日
小林 隆
(編集中)
佐久間秀
東京モーターショーの初日の早朝、数に限りのあるプレスルームの座席を確保するべく眠い目をこすりながらもベッドを這い出して、とにかくコーヒーだけでもとリビングに。半ばルーチンワークのように電源を入れたテレビでは、サッカー解説者の松木安太郎さんがコメントしていました。棚からカップを出しながら、不意に「こんな朝早くから?」と気になってテレビに視線を向けると、そこにはどこかのサッカー場らしき光景が写っていました。
そう、しっかりチェックしたという人もいることでしょうが、当日はサッカー日本代表チームがベルギーとの国際親善試合を予定していたのでした。
とはいえ、なんといってもこの日程だけに「そんな日に見れるワケないでしょ、ハイハイ、すっぱいすっぱい」と、悔し紛れの知らない振りで早々に情報遮断したため、試合開始時間までは確認していなかったのです。思わぬサプライズに眠気もすっかり吹き飛び、朝食&身支度を済ませながら観戦。さらに移動中の電車内でも音量を0にして、スマホのワンセグ機能で試合を見守らせてもらいました。残念なことに、最後に乗ったりんかい線は、大井町~国際展示場がすべて地下だったので、急いで駅を出たころにはザッケローニ監督の試合後のインタビューが始まっていましたが、FIFAランキング一桁の強豪を相手に3ゴールを上げての勝利ということで、大事な取材前にテンションをガッツリと盛り上げてもらいました。
そんな幸先のよいなかで行われた今回の東京モーターショー。CarWatchでは40本ほどの記事が掲載されていますが、みなさんお楽しみいただいておりますでしょうか。リンク集(http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2013tokyo/20131122_624845.html)なども用意してありますので、週末に会場に足を運ぶ前にぜひチェックしてくださいね♪
谷川 潔
2年に1度の東京モーターショー。前回から東京ビッグサイトに会場を移し、2回目の開催となります。前回と大きく違うのは、“環境・環境・環境”と声高に環境を連呼するのではなく、環境対応は前提として素直に格好いいクルマが展示されていること。コンセプトカーはもちろん、市販車・市販予定車など目白押しです。
個人的には、2015年に発売年とF1復帰年を揃えてきたホンダの展示がうまいなと思いました。誰もが容易に買えるわけではない価格になると思われる「NSX CONCEPT」と、がんばればおそらく買える値段になるであろう「S660 CONCEPT」を同時に展示。自社のメモリアルイヤーとなる2015年(しかも、次回の東京モーターショー開催年)にいずれも市販車を投入するというのは、よく考えられているなと感心しました。
また、ホンダは、1モーター、2モーター、3モーターのハイブリッドシステムに加え、2.0リッター、1.5リッター、1.0リッターのVTECターボも投入することを表明。さらに2015年には、トヨタと同様に燃料電池車まで投入するのですから、その開発力は素直に“スゴイ”と言うしかないでしょう。
ホンダブースに限らず、魅力的なブースは数多くあります。取材でかけまわってじっくり見ることができていないので、何とか時間を捻出し、カワサキの電動3輪ビークルの前でぼーっと1時間ほど過ごしてみたいと目論んでいます。