編集後記
2013年12月20日
小林 隆
(編集中)
佐久間 秀
今週発表されたホンダのヴェゼル関連の記事、読者のみなさまにも関心を持って読んでいただけているようでなによりです。
それにしても、このヴェゼル以前にも先週の日産自動車のエクストレイル、ちょっと11月までさかのぼってトヨタ自動車のハリアーなどニューモデルが次々と登場して、降雪の心配が必要になってきた季節柄もあってSUVは花盛りという様相ですね。世界的にも手ごろなサイズのSUVは増加傾向とのことですが、そもそも自動車の第一義を「現在地から目的地まで移動する」ということだと考えれば、SUVは直球どまんなかという商品ですよね。
な~んて、SUVの方向性とは正反対の、ぺたんこで後輪だけで路面を蹴るようなクルマに乗っているワタクシが書いても説得力ゼロでしょうが(笑)いっそのこと、見るたびに感心するばかりだったヴェゼルでも買ってみましょうかね~。そう、この販売最終日に買った年末ジャンボ宝くじで高額当選でも実現したら……。
谷川 潔
マツダが構想だけ示したポータブルロータリー発電機ですが、実際に商品になるといいなと思っています。ロータリーで心配しているのが、生産停止期間が長くなると、再度生産ラインを動かすのがどんどん難しくなるのではないかということ。設計はある程度のノウハウがあればできるが、実際に安定した製品をトラブルなく生み出すのは、さらに労力と時間がかかる仕事です。
長く生産ラインが止まると、生産ノウハウを持った人が現場を離れ、技術の伝承も期待できなくなります。するとロータリーエンジンは2度と生産されなくなり、本当に幻のユニットになってしまうかと。
国土交通省は、メーカーの独自性をつぶすような変な排気量係数はやめるべきですね。幸いロータリー搭載車の数も減りつつあり、税制に対するインパクトもあまりないでしょう。ここは一発ロータリー係数をなくし、創意工夫が活かされるようなインセンティブ体系に変更してほしいものです。